goo

リスクの勉強会

昼過ぎまで事務所で作業。いったん家に帰り、夕食を作って、夕方から外出。

夜6時半から、阪大中之島センターに行き、環境リスクマネジャの資格を持っている人たちでつくっている日本リスクマネジャネットワークの学習会に参加しました。

講師は民間放送の記者から今は人事局長になられているKさん。
広報部長や、危機管理、コンプライアンスを担当されてこられたということで、「攻める側、守る側から見た広報のつぼ」というテーマで、これまで経験されてきたことに基づいた話をされました。

たとえば、記者発表の鉄則は「情報、責任の所在、次にトップの声」「誰に伝えるための記者会見か」ということだそうです。
また、新聞は朝刊が主戦場だけれど、テレビは夕方のニュースが主戦場なので、どの時点でどのメディアに対して記者発表、情報提供するかでインパクトの大きさが変わるということでした。

また、以前は記者はさまざまな点から取材し、取材を重ねることによって事件の中心にたどり着くけれど、今は、ネット情報や直接の匿名メールによって、事件の中心の情報を入手し、ニュース記事になる、ということで、さまざまなポイントから見るのではなく、ピンポイントで事件を見てしまい勝ちのようです。つまり、目線が短絡的でワンパターンになっているとのことです。

しかし、意図のない情報はなく、情報源は訳あって情報を漏らす。だから情報を漏らす情報源には何か情報を漏らすことによって何かメリットがあるはずだが、そのことを見失ってしまうことも多いということでした。

鳩山首相の揺れる発言も、何らかの意図があるはず、とのこと。でも、本当に意図があるかどうかは良くわからないけれど・・・って言ってましたが。

また、危機管理のポイントは、第一報を聞いたときに、最大の事を考えること。そして、その後集まってきた情報を元に可能性のほとんどないものを削っていき、小さくしていくことだそうです。
たとえば、新聞記者が事故の第一報を聞いたとき、最大の記事の分量をまず考え、第二報、第三報・・・の順に、可能性を消していき、最終的に記事の大きさを決めるのだそうです。

吹田市の行政も最近、いろんなミスが出ています。今日も水道部のミスを知らせるファックスが届きました。危機管理について、もっとしっかりしてもらわないといけないと思います。

ちなみに、このKさん。お話の後、参加者の自己紹介で私が名前を言ったところ、「吹田市会議員の池渕さん?」って言われて、なんで知っているのかな?と思ったら「たしか池渕さんの息子さんが僕の子どもと同級生で」と言われ、「えっ、あのKさんですか?」って言うことで、実は私の知っているKさんでした。(と言っても、Kさん自身にお会いするのは初めて。もちろん子どもさんやパートナーさんは知っています)
いつもながら思います。世間て広いようで狭いもんだねって。




コメント(0)|Trackback()
     
?
?