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ザビエル天守堂の内部です。
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こちらは西郷従道邸。
この辺りが「the明治村」という感じの建物でしょうか。
写真はないが、夏目漱石の家、大井牛肉店なども外せないところかもしれない。
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明治村は55歳なのだそうだ。
子どもの頃からよく行っていたが、考えてみれば明治村もその時は若かったようだ。
そして、明治生まれの私の祖父母も健在だった。
55年経って、明治村も「一回行けばいいや」と言われないように、いろいろ工夫をしている。
地図を見ながら歩いて謎を解く企画。
今なら「ゴールデン・カムイ」とタイアップした謎解きをやっている。
私の好きな夜企画「きらめき明治村」も、もうすぐ始まる。
今回の私の目的は、ちょっと地味なもの。
9月9日の重陽の節句、つまり「菊の節句」にちなんだ展示だった。
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帝国ホテルロビーでは、華やかな展示。
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菊の足元には、菊の香りをイメージしたお香が炊いてあった。
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菊というと、普段なら仏花を想像してしまうくらい地味なイメージもあるが、こうして大輪の菊を一つ一つ見てみると、薔薇にも負けない豪華さだ。
女王のように、美しく咲き誇っていた。
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もう一つの展示は、西園寺公望別邸「坐漁荘」にあった。
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昨日も紹介した、こちらの建物です😊
政界を引退した後、こちらに引っ込みながらも、政界、財界人が押しかけていた、というところだそうだ。いつの世も密談、根回しで世の中が動いている、ということだろうか。
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菊の花の上に綿がかぶせてあるのが「着せ菊」
重陽の前夜に、菊の花に真綿をかぶせて香りを移しとり、翌朝その綿で身体や顔を拭うと長寿を保つと信じられていたのだそうだ。
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こちらは菊酒。菊の花を鑑賞しながら、菊を浮かべた酒を飲む。着せ菊と同じ効果があると考えられていたそうだ。
こちらにも、菊のお香が薫っていた。
なんとも風流ではないか。
派手な企画ではないし、明治時代との関連が深いわけではないかも知れない。
明治村は「博物館明治村」というように、博物館を名乗っている
菊の節句の展示には、文化を紹介していくという気概を感じた。
堅いことはさて置いても、瑞々しくも美しい菊の花を見て、また菊の香りを聞いて心が潤った。
うふ。今年も住民になってよかった💓
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