朝6時半過ぎに家を出て、実家へ。
強い雨が降り、ライトをつけているので、夜そのものだ。
両親を乗せて、大きい病院と近所の病院を二軒まわる。
しかしこれは緊急のものではなく、両親にとっては日常のこと。予約通りに行き、さっと診察をされ、ほぼ同じ薬を貰ってくる。
私は、役に立とうというより、今日はタクシー代わりくらいのつもり。
雨の中、車の乗り降りも大変だと思うから。
しかし、長い時間一緒にいると見えてくるものがある。
また、心配に思ったことも、日常風景として流そうと思えてきたりした。
結局、何が良くて、何が困っているか、よくわからなくなってきてしまった。
大きい方の病院の診察が終わった時、父はトイレに行った。
入り口の近くで待っていたのだが、手を洗ってから、足がもつれるようにして転んでしまった、ということもあった。
母についても、手を出して助けるところ、自分でやってもらうところ、などいろいろな場面で考えながらの一日だった。話だけは否定しないで聞くようにした。
晩ご飯の用意を手伝ったら、三時にご飯ができてしまった。
少ししてから帰り、今日は自分の病院に行けた。
その病院は診療が今日までだったので、間に合ってよかったと思った。
家に帰り、うちの晩ご飯を作る。
昨日も鍋。
今日なんか、キャベツ鍋だ。生協の鶏団子が冷凍庫にあるので、それで簡単に作る。
出汁があまり出ない感じなので、雑炊はやめて、焼そばひと玉をみんなで分けて、ラーメン風に食べる。
胡椒を効かせたら、おいしかった。
実家にいると、時間が何かどんよりしている。
うちに帰ると、自分としては「ゆったり」してると感じるが、人から見たら、それも「どんより」しているように見えるのだろうか。
お風呂に入って、いつもよりたっぷり化粧水をつけてみる。
何もしないまま、年越しを迎えそうだ。
どうしよう。
明日は多分困ってないので、実家には行かないで、電話だけかけてみよう
両親にも、のんびり過ごしてもらおう。
れんこんの塩きんぴら。
二本れんこんを買って、実家でも作り、うちでももう一度作った。
両親は食べてくれただろうか。