上の写真は月曜のプレス発表に先立ち、『Newsweek』最新号巻頭特集7ページを飾ったアマゾンの大将ジェフ・ベゾス。「これは端末ではない、サービスだ」と語る彼のKindleにかける意気込みは、昨日のプレス発表ライブブログとQ&Aでどうぞ。第1印象もそちらに出てます。
要はソフトのインスト不要、パソコン不要、接続加入不要、なのに24時間どこからでも直接本が買える不思議端末ということですね。いくら払ってるのかは分かりませんけど(けっこう重要)、米携帯キャリアSprintの高速ネットワークEVDOをアマゾンが買い取って独自ネットワークを構築、常時接続できる環境を実現しました。この発想が実にユニークですね。
発売段階では書籍8万8000タイトル取り揃えてます。NYタイムズの新刊ベストセラーは全部一律9.99ドルで、古典は1.99ドルから。ダウンロードは1分未満。NYタイムズ、WSJ、ワシントンポストなど主要紙と雑誌も購読すると毎朝届きますよ?
ハードには一度に200冊保存できます。これはメモリーカードで増量可。 充電1回最大30時間使えます
スクロールホイールは?
簡単&直感的です。
・フォントサイズはどこでも変えられる?
書籍のフォントは変えられますけど、ホームスクリーンのフォントサイズ変えようとしたら、「(大きさ変更できるのは)コンテンツを読んでいる時のテキストサイズだけです」とエラーが出ましたね。
・キーボードの反応は?
上々です。タイプして表示にちょっと時間がかかることもありますが。(テキストメッセージ機能がなくて良かった?) 削除キーの位置が妙でエンターキーのすぐ上なのでゴッチャに。
・月額接続料は?
ゼロ。EV-DOサービスはSprintのです、Verizon Wirelessじゃなく。
ファイルの変換はどう行う?
端末専用メルアドをwww.amazon.com/manageyourkindleで設定すると、普段使いのメルアドからKindle専用のメルアドにJPEGやワードなんかの文書は送れるようになります(PDFは無理です!)。 ただしメールの添付は1本10セントかかるので要注意! JPEGとワードを1個ずつ添付してテストしたら20分ぐらいで終わりました。
・本はパソコンにバックアップ保存できる?
できます。テストではKindleでDLした本をマックにコピー後、Kindleから削除してみました。Kindleから消えたのを確かめてから、マックからKindleにコピーしたら、また現れましたよ? アマゾンは容量セーブのためにも書籍は小まめに削除して、パソコンではなくワイヤレスでDLするよう推奨していますけど、書籍は1本300~400KBですから、たくさんバーチャル保管庫に保存したところで大した容量じゃないです。
・パソコンに保存した本は読める?
今んとこ「NO」ですが、これは変わるかも。ファイルは.azwフォーマットですけど、.azwリーダーがまだないというだけの話でしょう。ベゾスがみんなのピカピカのラップトップで自分の9.99ドルのDL書籍を読んで欲しくないのには、経済的な理由があるんだと思います。
・ SDカード専用スロットは何のためにあるの?
SDの用途は容量増設がメインです。KindleからSDに送るのは簡単ですが、SDからKindleにどうドキュメントを動かすのか、そこは不明。
・辞書は?
Kindleには『Oxford American Dictionary』 が入ってます。読書中に分からない言葉に遭遇した場合だけ、ハイライトしてチェックできます。自分で入力はできません。辞書機能はいずれ各自好みの辞書をダウンロードしてプライマリに設定できるようになるでしょう。
・ウェブ閲覧は?
EV-DOサービスが無料で使えるので、てっきり「NO」かと思ったらウェブ閲覧もできるようです! 「Basic Web」というのが「Experimental」メニューの中に「Play Music」や「Ask Kindle NowNow」と一緒に入ってます。