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歴史ある肖像画展”全日肖展”にて「内閣総理大臣賞」「文部科学大臣賞」受賞!
国会参議院肖像画掲額作家よしだあきみつのブログへようこそ!
何気ない日常をつづっております
背景の塗り替えは6,7回と、思い悩んだ末の最終形?
肖像画研究会の間、思いっ切って背景を塗り直すことに。悪戦苦闘の3時間半、雰囲気が180度変わったようです。単に気分で背景を塗りなをしているわけではありません。依頼され描いている方の人物像を考えるからに他なりません。功績や性格や社会的立ち位置等考えればこそです。ここは制作者として、肖像画への想いを込めた一騎打ち的勝負。思い悩む過程で新たな発見もあったりします。大いに悩みましょう~
肖像画(絵)を描くことの事初めは題材の選定、ようやく決まればそれなりのロケーションが問題になります。モデルをどのようなポーズで画像に収めるか、光線の当て方や構図の決め方は重要です。このような過程を経てようやく、肖像画の下描き行程へ進みます。真っ白いキャンバスに何を表現するか、つまりはゼロからの出発、創造の世界へ旅立ちです。このような過程(試行錯誤の連続という苦労)があって自分の作品となっていくように思います。
名画の模写を得意とする方もおられますが、それは目的次第で違った勘違い路線を歩むことになりかねません。名画と言われる作品は全てにおいて完璧に近いものだと思います。なぜなら名画として、時代を経ても多くの人に受け入れられているからです。模写の功罪とでもいうのでしょうか、完璧に近いものを転写するかのように絵筆を走らせるわけですから、本来の平面的なものを如何に立体的に見せるかといった陰影を表現する技術も、どのように配置するかといった事も必要に迫られることなく、名画らしく完成してしまいます。無から有を創造する手間が省け、十段くらい積み重なった上に一、二段載せるだけになってしまいかねません。そして自らその名画の作者の様な技術や感性があるように錯覚してしまうのす。一番大事なところが抜けているような事になります。絵画教室では、模写を進める事が多いようです。上手くなったように錯覚させてしまうという点では生徒さんを喜ばせることになり、生徒さんを定着させる良い方法かもしれません。でも、本当に絵が上手く掛けるようになるための根本を見直しましょう。絵の上手い先生は本当に苦労されておられると思います。その苦労があるからこそ、自分の描いた絵が評価された時の喜びも大きいのでは。私も決して肖像画を極めるレベルにはありませんが、それくらいの事は充分に分かっているつもりです。
模写を意気込んで描きたいとおっしゃっている方もおれらますが、公募展では自作のオリジナルな作品とは程遠いので、これは模写展以外受け入れられないことになります。肖像画公募展では公募規定にのっとって除外すべきものとなります。このことは今まで言及される機会が少なかったと思います。健全な団体の運営に立ち、昨今の公募展団体のへの疑念を払しょくする為にも、突き詰めて公募展の公募規定の意味を正したいと思っています。純粋に作品に取り組んでいる方の、作品への評価が公平に下されることへの期待です。
・・・・肖像画研究会風景・・・・
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