北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

年金支給漏れ問題

2007-05-26 17:11:45 | Weblog

金の支給漏れが大きな問題となっているが、社会保険庁の数々のデタラメな事務処理には呆れるばかりだ。支給漏れにつながる不明の納付記録は約5000万件に及び、そのうち約2880万件はとくに問題がある可能性が高いと言われている。老後の頼みの綱である年金なだけに、政府にはがっちりとした対策を講じてほしい。

国会で社会保険庁改革法案が成立する見通しだが、秋の臨時国会では、

①時効となる過去5年を超える支給漏れも全額補償する

②受給者が領収書をなくしていても、保険料納付の事実を確認する新たな手続きを策定するという。

民主党など野党は、審議不十分だとして委員会採決に反対し
ていたが、より良い制度を確立することを望みたい。

方で、国民自身も考えなければならない点もある。テレビで、社保庁のズサンな事務処理によって、年金受給が少なくなっていると抗議している夫婦が、20年も30年も前の領収書を持っているわけがない。証拠になるものがなければ受け付けられないというのは、私たちに死ねということだ」と怒っていたが、これはちょっと言い過ぎではないか。心情的には分かるが。

来、年金の領収書は自分できちんと保管しておくべきものなのだ。われわれも、かなりいい加減な夫婦だが、年金に関する領収書は30年以上前のものでも全部持っている。私の場合、5回も転職し、その都度、厚生年金→国民健康保険→厚生年金というパターンを何回も繰り返したが、何の問題もなかった。

こうした大事なことは、国民も自己責任をキチンと果たし、自分を守らなければならないのだ。なんでも最後は国の責任だ、政治の責任だといっても、結局困るのは自分自身なのだから。

治家は選挙のことを考えて、なかなか国民にほんとうのことを言わないが、言うべきことは勇気をもって発言すべきだ。委員会における民主党など野党の発言を聞いていると、いかにも国民の味方のように見えるが、政府を攻撃ばかりするのではなく、国民がしっかりしなければならないということも訴えていくべきなのだ。

いずれにしても、年金問題を決して政争の具にすることなく、安心できる高齢社会を目指してもらいたい。


桜紀行②東北

2007-05-05 16:45:30 | Weblog

今年のゴールデンウィークは東北の桜を観に行ってきた。 3月末の京都・奈良桜紀行は、すっかり異常気象でアテが外れたが、今回はバッチリ。

なかでも弘前城、北上展勝地、盛岡の石割桜・高松公園などは、ちょうど満開だった。3泊4日の旅は、まさに桜三昧だった。

 コースは、小樽港(新日本海フェリー特等船室)-新潟港-会津鶴ヶ城(桜百選)-三春の滝桜(桜百選,天然記念物)-松島-鬼首温泉(泊) 鳴子-厳美渓-中尊寺-北上展勝地-(桜百選)-盛岡・石割桜-高松公園(桜百選)-安比高原温泉(泊) 大館-弘前城(桜百選)-津軽鉄道お花見列車-芦野公園(桜百選) -青森-札幌。



日本海の朝日

 

三春の滝桜(福島県三春町)



 松島

  
鬼首温泉(宮城県鳴子温泉郷)


鳴子こけし工房

 
厳美渓(岩手県一関市)


 
中尊寺金色堂(岩手県平泉町)

 
松尾芭蕉像(金色堂のそばにある)

 

北上展
勝地(岩手県北上市)



 
弁慶の墓(中尊寺の近くにある)

 
石割桜(盛岡市)

 
高松公園(盛岡市)
 
弘前城

 

 
津軽鉄道 芦野公園駅(青森県五所川原市)


高校球児の未来を奪うな!高野連!

2007-05-03 23:06:01 | Weblog

校野球大好き人間としては、今回の特待生問題は何とも残念な出来事だ。結論を先に言ってしまえば、最大の問題点は高野連の在り方が問われているということなのだ。

立高校に特待生制度があることは高野連も知っていたことだろうに、今になって調査をして、脇村会長は、その多さに、「非常に驚いている」と語り、「学生野球憲章を見直す考えはない」「「憲章を知らない子どもに責任はないというが、現実に(学費)などをもらっている。故意ではないにしても、責任はある」「高校野球は教育の一環、フェアプレーの精神で行われている」と、学校や生徒に責任を押し付けているように見える。

校野球が教育の一環と謳うなら、特待生問題がどうしてダメだと言えるのか。野球に限らず、子どもたちはスポーツを通じて色々なことを学び成長していくものだ。私立高校が、それぞれの独自性を出すために、スポーツや芸術に優れた生徒に奨学金(基準内で)を出しても何ら問題はないのではないか。少子化時代を迎え、厳しい経営を強いられているという現実も認識する必要がある。

回の問題は、プロ側の裏金問題を発端にして浮上してきたが、本来、高野連自身が、もっと早く対応すべきことだったのではないか。高校側からは高野連の指導があいまいだったという声も上がっている。

う一つ大きな問題だと思うのは、高野連トップの在任期間が非常に長いということだ。かつての佐伯会長は「天皇」と言われていたし、牧野会長も長かったと記憶している。高校野球のフェアプレー精神を貫くためには、長期政権は好ましくない。必ず腐敗していくものだ。今、求められているのは、高野連そのものの改革なのではないか。間違っても、野球に青春をかけてきた高校球児たちの未来を奪ってはならない!