室生寺・談山寺・南禅寺・永観堂・真如堂・嵐山・嵯峨野・清水寺・東福寺・高山寺・西明寺。まだ、帰ってきたばかりで整理がついていないが、とりあえず、「秋は紅葉の永観堂」とうたわれている永観堂の紅葉の一端をご覧いただきたい。
京都・奈良には、かつて桜を見に行ったことがあるが、四季折々に、このような絶景を見られることの幸せと、日本の伝統・文化の原風景がここにあることを改めて感じた。
クリスマスの季節になると、子どものころの苦い思い出が甦る。
私は山村に住んでいたので、家の近くには、クリスマスツリーには格好の木がたくさんあった。
たしか、小学5年生のころだったと思うが、中学1年生の兄と二人で、クリスマスツリー用の木を探しに出かけた。家の裏200mほどの近いところに広い土地があり、その周りに自分の背丈ぐらいの木が植えられていた。
「これは、ちょうどいいな」というわけで、何の罪意識もなくノコギリで伐採。二人で意気揚々と、ツリーを担いで帰ってきた。
ところが、
「どこから切って来た?」と、親父。「○○さんちの向かい側」と答えたところ、「バカもの、あそこは、△△商店の土地だぞ、そりゃ大変だ!」と、怒鳴られた。すぐ謝りに行かなきゃダメだということになり、恐る恐る親父の後について行った。
商店の主人は、「子どもさんたちのやったことだからね」と、穏便に済ましてくれたので、ひとまずホッとしたが、平謝りする親父には、ほんとうに申し訳ないことをしたと深く反省したものだった。
親父が後で、何がしかのお詫びの気持ちを形にしたのだと思うが、何十年経った今も、思い出しては、大汗が出てきそうなクリスマスツリー事件だった。
クリスマスの季節になると、いつも思い出すのだが、わが家の息子が、「サンタクロースはいるか、いないか」についてハッキリ認識したのは、かなり遅かった。
小学6年生までは、確実に信じていたと思う。隣の家にも協力してもらい、ベランダからクリスマスプレゼントを置いてもらったこともあった。
クリスマスイブから朝にかけて、期待はしていないものの、「ひょっとして来てるかもね?」と言いながら、窓を開けたりしていた。
大人になってから、サンタさんに関する親の話を、「どう思っていた?」と聞いたことがあるが、息子は、「あれはあれで良かったんじゃないの?」と、サラリと言っていた。
今年も、子どもたちの楽しい夢が叶えられるといいな。
(青の洞窟)
日ハム・ヒルマン監督の『シンジラレナ~イ』は、今年の流行語大賞候補だが、私にも信じられないような話がいくつかあった。
そのなかの一つ。
3年前の2003年春、妻と一緒に東海道・中仙道・伊豆・箱根・鎌倉などを旅行した。30名ほどが参加したツアーだったが、3泊4日の旅は、なかなか楽しいものだった。とくに、最終日の宿泊地・河口湖では、お座敷で宴会があり、一杯飲んだ勢いでカラオケ大会となった。
その中の女性6人組みの一人が、
中村美律子の♪河内おとこ節♪を歌ったのだが、それがまた大変上手いときた。ほかのメンバーといえば、紙テープを投げるやら、実にタイミングのよいヤジを飛ばすやら、玄人はだしの演出で座を大いに盛り上げてくれた。
おかげで、私も一曲歌うことになったという次第。そんな彼女たちとは、特に話をすることもなかった。ただ、その中の一人が温泉で妻の背中を流してくれたのだという。
空港で、「またどこかで会いましょう」と言って、名前も連絡先も聞かずに別れた。それ以来、私たちは、またあの人たちと一緒に旅行したいねと、いつも話していた。
それが、
一年半後の2004年秋、私たちはイタリア8日間のツアーに参加。(チャーター便で、3コースに別れていた)2日目のベネチアの夕食時に、何と、そのグループの4人組みとバッタリ会ったのだ。
ほんとに『シンジラレナ~イ』ことだった。うれしいやら驚いたやら、お互い「こんなことって、あるんだね!」と、再会を喜び合った。
それから、2年。久しぶりに会いたいと話がまとまり、今日、近隣の温泉で会うことになったので、「これから会いに行きます」。
何が大好物たって、断然「卵焼き」。
「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉があるぐらい卵焼きファンは多い。私も、とにかく小さいころから卵焼きが好きだった。理由は分からないが、卵を使った料理はすべてOK。厚焼き玉子、目玉焼き、ゆで卵、オムレツ、天津丼、卵とじそば・うどん…。駅弁なども、どれを買うか迷ったときに、卵焼きが入っているかどうかが勝負の分かれ目だ。
ところで、いままで食べた卵焼きの美味しい店ベスト3をご紹介しておこう。いずれも東京だが、築地のすし屋『江戸銀』、赤坂の蕎麦屋『赤坂砂場』、麻布の蕎麦屋『永坂更科』(札幌大丸デパートにもある)。
江戸銀の卵焼きは、大きいのでびっくりしたが、それぞれに特徴ある美味しさだ。私は、永坂更級の御前そばと、卵焼きをセットで食べるのが好きだ。そば(720円)、卵焼き(750円)。東京には、卵焼きの老舗『大定(だいさだ)』があるというので、いずれ行ってみようと思う。
卵といえば、コレステロールを上げると言われてきたが、つい最近の新聞によれば、卵をほぼ毎日食べている人と、週に1~2回しか食べていない人とで、コレストロール値や心筋梗塞の危険性が変わらないことが、厚生労働省研究班の大規模な調査で分かったという。今までは、やはり、卵を控えめにしていたけれども、この研究結果は卵大好き人間にとっては朗報だ。
ミスターロンリーのテーマ曲に乗って、魅力的な城達也のナレーションが流れるジェットストリーム。
「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています…」
1967年に始まったという、この番組をよく聴いていた。夜中の12時にFMラジオから流れる心地よい音楽は、一日の疲れを癒してくれ、夢への扉を開いてくれた。
大好きなカーペンターズの「イエスタディ・ワンス・モア」やビートルズナンバー、ムーディーな映画音楽などジェットストリームは今も、心のビタミン剤だ。
先日も、JRで日本縦断の旅をしたが、車窓からの風景を眺めながら、ひたすらジェットストリームを聴いていた。そして、ジェットストリームは、ときに青春時代へと誘ってくれる。
つい最近、「優駿」(1988年、宮本輝・原作)という古い映画を見た。
北海道を舞台に、人生最後の夢を「オラシオン」にかけた馬主や
サラブレッドに夢をかける人々の姿を描いたもの。
挫折を味わいながら苦労の末、ダービーを制するという感動的な
ストーリーだ。サラブレッドの疾走する勇姿、そして詩情豊かな
映像が胸に迫る。
私は馬券を買うのは年に1~2回、G1レースだけをやる程度だが、
サラブレッドは好きだ。とくに、あの優しい目がいい。
だから、谷川牧場でシンザンを見たこともあるし、テンポイント のお墓参りに行ったこともある。
今年の競馬も、あと残り少ないが、久しぶりに有馬記念に小さい夢 をかけてみようか。 (1980年 菊花賞馬 ノースガストの像)
今日、日ハムのVパレードが、 札幌駅からススキノまでの約1.3㌔で行われた。 沿道は歓喜に沸く大群衆で溢れ、北都の空には紙吹雪が舞った。
スタートした時は曇り空だったが、
新庄やひちょり達が乗ったオープンバスが 中心街にさしかかったとき、
まるでスポットライトを当てるかのように、
サァーッと光が差し、天までが祝福しているようだった。
このパレードだけでも、およそ220億円もの経済効果があるとか。北海道経済への日ハム効果は絶大だ。
V戦士のみなさん、夢と感動をありがとう!