5日目 4月30日。城崎へ。
城崎への上陸は通船(小型ボート)で。
観光のキャッチフレーズは、「ゆかたの似合うまち」。
江戸時代から湯治場として「天下一の湯」として知られ、基本は外湯だった。
城崎には、7つの公衆浴場があり、ゆかたと下駄の姿で巡ることが名物となっている。
なかなか、風情のある街だ。
かつて、一度だけ来たことがあるが、
城崎と言えば、このような風景が記憶に残っている。
温泉街には5か所に足湯があり、無料で利用できる。
城崎温泉は。古くから文人墨客に愛されてきた。
温泉街には、多くの文学碑があるが、特に志賀直哉をはじめ、
有島武郎など白樺派の文豪が多く訪れている。
志賀直哉は大正2年、山手線の列車にはねられておおけがをして、
その療養のために訪れ、滞在中の経験をもとに「城の崎にて」を書いた。
その後も、何度も訪れたという。
ちなみに、今回、改めて読んでみたが、正直いって決して面白い小説ではない。
あらすじは、交通事故で九死に一生を得た主人公が,ハチ,ネズミ, イモリなど身近な動物の死に託して死生観を語る心境小説。鋭い感受性と的確な描写が 評価されたということだが。
(参考資料=城崎温泉観光協会パンフレット)
夜のエンターテイメントは、
バイオリニスト・大谷康子さんとマリンバ奏者の宅間久善氏のコラボで、
クラシック・ビートルズ・日本の歌と、先日とは違った珍しい演奏を楽しんだ。
なお、大谷さんは、TVでも活躍されており(題名のない音楽会など)、
現在は、TV「おんがく交差点」(土曜日朝8時 BSジャパン)で、
春風亭小朝と司会を務め、ゲストとのコラボ演奏も話題となっている。