北の旅人

旅行や、ちょっといい話などを。そして、時には言いたいことを、ひとこと。

マスコミ界も世代交代を!

2010-11-20 11:48:47 | マスコミ

永六輔氏(77)が文藝春秋12月号で「しゃべり続けて一萬回」という巻頭エッセイを書いている。

TBSラジオの「誰かとどこかで」が、今年で43年だそうだが、パートナーはずっと遠藤泰子アナウンサー。その彼女のことを「近頃はアナウンサーというより介護士で、呂律がまわらなくなってきた僕を支えてくれている」と話し、ラジオの効用や番組を通しての功績などを語っている。

 

だが、本人が書いているように、ラジオを聴いていても、言葉がハッキリせず、聴き取れないことが、しばしばだ。かつての、歯切れの良さは全くない。実は、私は若い頃、マスコミの大学で永氏の講義を直接受けたことがあるだけに、今の状態は残念だ。長きにわたって多方面で活躍してきたことは誰でも認めるところであり、もう、後進に道を譲ってもいいのではないか。

 

そういう意味では、他にも、そろそろ退場した方がいいと思われる人たちがいる。


テレビ朝日系「スーパーモーニング」の鳥越俊太郎氏(72)も、その一人だ。最近は、言葉が、なかなか出てこない。政治関連のテーマでは、親民主よりのコメントが多く、偏った考え方が目につく。

 

フジTV系「FNNスーパーニュース」の、木村太郎氏(70)もしかり。何せ、声がかすれてきて、聴きづらい。せっかく、安藤優子アナが、歯切れよく語っているのに、敢えて、木村氏のコメントは聴かなくてもよい。言うまでもないが、この世界では、「わかりやすく伝える」ことが大事なのであって、内容的にも技術的にも、それが欠けたならば、潔く退くべきだ。

 
日頃、オピニオンリーダーとして、発言してきて、それぞれが大きな役割を果たして来たことは事実だが、政界の世代交代などを強調してきた皆さんたちなのだから、自らの出処進退は、きちっとするべきだ。こう思っているのは、決して私だけではないはずだ。

若者たちが就職難で喘いでいる中で、皆さんたちが範を示すべきは、自らが若い世代にバトンタッチをしていくという風潮をリードしていくことではないか。それが、皆さんの最後の仕事だ。


北海道の一番を探そう⑤

2010-11-19 15:32:57 | Weblog



青函トンネル工事の北海道側の基地・福島町にある「青函トンネル記念館」。
工事記録や技術情報設備重機などが展示されている。



日本初のボーリングマシン。



海面下140m下の世界を大型スクリーンで実感できる[トンネルミュージアム」も。



知内町の「こもれび温泉」で一休み。ご存知[サブちゃん」のふるさと。





「スーパー白鳥22号」で、日本で一番低い所にある[竜飛海底」駅へ。
世界一長い(53.85km)鉄道トンネル「青函トンネル」。





構想から半世紀。着工から24年。



工事をしていた当時の様子が再現されている。





貴重なデータも。





ケーブルカーで地上へ。



青森側のトンネル記念館。



津軽海峡を望む。





海底駅16:18発「白鳥15号」で函館へ。函館発17:55発[北斗19号」で札幌へ。
札幌着21:31。



世紀の壮大なドラマを見て、改めて「人間の凄さ」を実感し、感動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


民主党政権、崩壊へ加速 !

2010-11-17 19:09:40 | Weblog

民主党政権は、一時の幻に終わろうとしている。 

 

国民の大きな期待を集めた政権交代。一年余りで早、その実態が、如何に中身のない空っぽであるかが明白になった。出るわ、出るわ、そのお粗末な実態。その有り様を見ていると、とても政権の体をなしておらず、まさに「日本の危機」を、日々ひしひしと感じる。 

 

普天間の移設にはじまり、尖閣諸島の漁船衝突問題、北方領土など、外交については、特に酷い! 日米、日中、日ロともに、八方塞がりの状態だ。いずれの首脳同士ともに、まともな会談ができないなど、全く異常だ。中国にお願いして、やっと「廊下で懇談」22分だという。しかも、菅総理がメモを見ながら胡錦濤主席に、「日中間に領土問題は存在しない」と、明確に言ったというが、そんな体たらくで、日本としての抗議や強いメッセージが伝わるはずがないのだ。あれが、一国を担うトップリーダーかと思うと、何と情けないことか! 

 

また、12月10日にオスロで開かれる中国民主活動家・劉暁波(りゅうぎょうは)ノーベル平和賞授賞式典に招待された駐オスロ日本大使(今までは出席)が、回答期限の15日を過ぎても出欠を「保留」しているという。(17日に出席を決めた)本省からの指示がなく返答できないと。

 
劉氏への授与に反発している中国政府が、各国政府に出席しないよう要求しており、前原外相も中国から働きかけがあったことを認めている。菅総理は、先日の国会で「外務大臣のところで検討している」などと、他人ごとのように答弁していたが、呆れる。インドとパキスタンが未回答というが、中国の顔色を見ながら、しかも決断できないとは。

 

外交ジャーナリストの手嶋龍一氏は、菅内閣の外交について、「論評に値しない」と、斬って捨てた。民主党内からは、原口前総務大臣のように「外交危機に対応できる人材は民主党に限らない」と言いだしている始末。もう、タオルを投げ入れているようなものだ。政治の最も大事な、「国民の生命と財産を守る」ということが、危機にさらされているのだ。

 

「政治主導」を高らかに宣言したものの、枝野前幹事長が、「政治主導なんて、うかつなことを言ったから大変なことになった~」などと、本音を語っているし、菅総理が政権の最重要政策と位置付ける「事業仕分け」についても、思うような成果は上げられず、政権内部からさえ、今回限りにすべきだという、強い反発がでる始末。大臣が代われば、八ッ場ダムも、コロッと変わってしまって振り出しに。大見えを切ったマニフェストは、ガタガタだ。

 

柳田法務大臣と言えば、「国会の答弁は二つだけ覚えておけばいい」と、きた。いい加減にせい!  辞めると見えを切った鳩山前総理は、民主党がうまくいっていないので、次期選挙には出馬しないというのを、止めただと。ほんとうに笑ってしまう。岡田幹事長が、「一兵卒」の小沢前幹事長に、簡単には会えないという。異常だ。一体、民主党はどうなっているのか?

 

民主党を応援する評論家やコメンテーターは、政権交代というのは、一時的にこういう混乱が起きるものだなどと庇うが、時間が解決するというようなことではないのだ。政権内部の意思統一がなされていなかったり、トップが、決断力やリーダーシップに欠けていたりということなのだ。

 

選挙などやっている場合ではないのだが、こうなったら、国民に信を問う「早期解散」しかないのではないか。

 


北海道の一番を探そう④

2010-11-17 13:43:06 | Weblog



札幌発 16:07「すずらん6号」



日本一長い直線区間[白老ー沼ノ端」(28.7km)



東室蘭から、18:12発「スーパー北斗18号」で函館へ。(函館泊)



翌朝、木古内駅から、6:43発の普通列車で上ノ国へ。



北海道最西端の駅[上ノ国」駅。



ここで思いがけない歓迎を受けてびっくり。
日曜日の早朝にもかかわらず、観光協会、商工会、役場などの皆さんが、上ノ国の物産や観光をPRするために、わざわざ出迎えてくれたという。

特産の水産物(いかのいずし、にしんカンロ煮といったようなもの)、枝豆、せんべい、ジュースなど、どれもこれも、大変おいしかった。



上ノ国は、「北の中世を今に伝える町」と言われるだけに、国の重要文化財、史跡などがたくさんある。
15世紀中ごろから16世紀末にかけての北海道を体感できる町だ。
いずれ、ゆっくり、行きたい。



ふるさとを愛する皆さんの熱意、確かに伝わりましたよ。
ありがとうございました。



木古内から、9:31発「スーパー白鳥14号」で、知内(しりうち)へ。



北海道最南端の駅「知内」。

 

 

 

 

 

 

 


北海道の一番を探そう③

2010-11-16 10:00:39 | Weblog



ご存知、旭山動物園がある、旭川駅。



旭川から、一路、最果ての稚内へ。



札幌-稚内を結ぶ、特急「サロベツ」。



日本で4番目を誇る[天塩川」(256km)を見ながら北上。

途中駅の「豊富」(上)、「幌延」(下)



サロベツ原野と利尻岳と夕陽。



日本最北端の駅・稚内。
目下、工事中で「日本最北端の駅」の看板は見当たらなかった。



翌朝、稚内から、「スーパー宗谷2号」で南下。



あちこちに、牧草地が広がる。



朝晩の温度差の関係で、こんな風景が。



旭川が近づくにつれ、大雪山連峰が見えてくる。



「スーパーカムイ」で滝川へ。バスで新十津川まで。



北海道で一番列車本数の少ない駅[新十津川」。
(学園都市線)一日3本。



北海道で一番長い駅名、学園都市線「北海道医療大学」。



ここのホームもかなり長い。



北海道で一番長い鉄道橋。(1059m)。
学園都市線、石狩太美駅-あいの里公園駅間にある。
札幌着 15:10 乗り換えて函館へ

 

 

 

 

 

 


北海道の一番を探そう②

2010-11-14 10:53:22 | Weblog



2日目の朝は早く、釧路発普通列車5:59で網走へ。

 

 

 

 

 

 

 



さすが、釧路湿原のエリアを走る鉄道らしい。



「日本百名山」の一つ、斜里岳。深田久弥は、
北の大地のピラミッドと呼んだ。



小清水原生花園の向こうには、濤沸湖が。



オホーツクの海原。



網走着、9:18分。われながら、こんな旅も暇人のやることだなと思いつつ、
ひたすら列車に乗っていた。



網走からは、9:30発「オホーツク4号」で旭川へ。

上越信号場 中越方

石北線・上越信号場は、北海道鉄道最高地点、634m。

 

 

 

 

 


北海道の一番を探そう①

2010-11-07 13:53:59 | Weblog

9/23~9/26、「北海道の一番を探しに行こう」というツアーに参加。
北海道鉄道130周年記念の一環で、結構面白い企画だった。



8:02 札幌発「スーパーとかち1号」



9:37 トマム駅 北海道で一番高い所にある駅(標高538m)

向こうに見えるのは、山岳リゾートの「ザ・タワー」
冬はスキー場としても知られる。

ここから釧路までは、「スーパーおおぞら3号」。



釧路からは普通列車で東へ。



無人の花咲駅。



北海道最東端の駅[東根室」、日本最東端でもある。







四島のかけはしと祈りの火。



晴れた日には、北方領土がすぐそこに見える。



岬のすぐ側にある[根室市観光物産センター」には、4m、1トンのトドのはく製も。