里山で出会った風景

趣味の山登りが出来なくなった爺さんが
下手な短歌で日々を綴る(老人のつぶや記)

尾道・文学のこみち 文学の香りづけ

2010年02月10日 | Weblog
   尾道ラーメンしか知らない男が、尾道の「文学のこみち」に遊ぶ

尾道の千光寺公園内「文学のこみち」には林芙美子が自らの放浪生活を
綴った自伝小説「放浪記」の碑がある。碑には放浪の旅から戻り尾道の海
を懐かしむ場面の一説が書かれている。森光子の(でんぐり返り)であまりに
も有名な舞台作品「放浪記」の原作者であり、林芙美子は尾道の出身です
正岡子規の俳句も載せて、今日のブログは文学の香りをつけて、格調高く

        千光寺公園の小道の案内石(大変大きな石です)
 
 「放浪記」の書き出し
   私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない…したがって旅が
   古里であった、放浪に疲れると戻ってくる旅の古里が尾道だった・・

 「海が見えた、海が見える。5年振りに見る尾道の海は懐かしい・・・」
 
 「のどかさや 小山つづきに 塔二つ」  正岡子規   尾道を詠んだ句で
 塔二つは西国寺三重塔と天寧寺海重塔を眺めたものであろうとの事です
 
 読み人知らずの古歌ですが、尾道の人に愛されている歌だそうです
 「ぬばたまの夜は明けぬらし 玉の浦にあさりする 鶴泣き渡るなり」

 
        (22年1月16日撮影・尾道千光寺公園にて)