理は、字通によれば、 おさめる、みがく、ただす、ととのえることである。字形に、 玉のあや、すじ、きめが見え、それを読むと、みち、ことわり、わかつ、是非、さが、となる。古辞書には、訓義として、〔名義抄〕理 タダス・タダシ・ミチ・ノリ・トトノフ・ヲサム・マツリゴト・ヤム・ツクロフ・マサ・スヂ・ヨシ・ワカル・シワ・コトワル・コトハリ・アヤ・メノママヨシ とある。天文に対しての地理がある。人によれば情理、そして道理が天理となるようだ。そのことわりには、中国思想の概念に、ならう。中国仏教学の体用の論理があると言う。それはまた事理であろう。日本国語大辞典に次のようである。>仏語。現象と本体。「事」は因縁によって生じた差別的なすべての事物、現象。「理」は因縁の造作を離れた絶対の本体、すなわち真理をさす。さて、日本古来の断りとは、なんであったろう。古代の物語、源氏物語の、げにいとことわりなり、ことわりなりや と語り手が述懐するのは、言うまでもないことだと、慨嘆する常套句であったが、それなりの理由のあることとは、何によったか、世のことわりである。 . . . 本文を読む
稲沢市議「潔白を証明」 中国薬物事件 接見で心境語る 20140805
リードには、中国広州市の検察当局により違法薬物を運搬した罪で起訴された愛知県稲沢市議の桜木琢磨被告(70)は、接見した司法関係者を通じた本紙のインタビューに「潔白を証明したい。今のところ議員辞職は考えていない」と、初めて広東省看守所(拘置所)内から現在の心境を明らかにした、とある。
中段見出しに、名古屋弁と丹後弁どえりゃー似とる 交流など調査へ とある。20140805
記事には、京都府北部の丹後地方で話される丹後弁と名古屋弁の言葉遣いが似ているとして、京丹後市の中山泰(やすし)市長が四日、両方言の類似性や過去の文化的交流に関する調査を進めると発表した、とある。
>調査する龍谷大の糸井通浩(みちひろ)名誉教授(日本語学)によると、共通項は「おみゃあ(おまえ)」など、母音が続く言葉の発声。ほかに「好きだで(好きだから)」などと文末に「だ」と「で」を使う点、アクセントが東京式に近い点も似ている。
糸井名誉教授によると、日本ではかつて、ほぼ同じ言葉を使っていたといい、「中央の京都で新しい言葉が生まれても、(現在の京都府北部や愛知県など)周辺部では古い言葉をそのまま使った。京都を挟んで離れた地域が同じ言葉を使うことになったのでは」と推測。一方で「丹後と尾張は交流があったのでは」ともみており、名前の分布や戦国時代の大名の移動などについても調べる。 . . . 本文を読む
わ行の発音としてw子音を用いるとすると、wa wi we wo の音節を表すと考える。これは、わ行にそれぞれ仮名表記をして、わ ゐ ゑ を となる。この発音はw音を意識して、両唇の平たく接近させている。しかし、この発音は唇音退化の現象で、p音の破裂から、p-f-wの変異をおこすように、w音はさらには、日本語の場合、わ の発音だけに両親の開きが観察できる。この音韻の歴史経緯に、50音図に母音を配置した 平安時代は、すでに、わ行の を 、あ行の お 、このふたつの発音に異同がなくなっていた。すなわち、あ い う え を のように、発音をとらえていた50音図があると言う。わ行の お としても発音していたようなので、この を お には発音区別がなかったと説明できる。明治時代になって、あらためて、仮名文字を統一して50音図に配置し、教育上の措置から、助詞の を について、発音を強調することがある。 . . . 本文を読む