現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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語と文と法と

2015-12-19 | 日本語百科
語法といった、言葉遣いの規則とし、語が文を構成する上での法則とも説明する。文法のいいかえがあって、その一方で、文の表現法ともする。語法は文法とともに、文典に書かれていた。その書の名称は、ロドリゲスの日本大文典があり、さらに、日本文典コリャードがある。スペインの宣教師ディエゴ・コリャードの表した日本語の文法の書は、Ars grammaticae Iaponicae lingvae (i.e. Ars grammaticae Japonicae linguae)、であり、日本語をラテン語文法に当てはめたものでラテン語で記されている、1632年刊行、と、文典の書名を、文法書のこととして時代をさかのぼって、その背景に見ることになる。国語の文法による、新文典別記は国語教育におよぶ。 . . . 本文を読む

文章と文法と

2015-12-19 | 日本語文章
文法は句法であったとみる、あるいは語法であったとみる、それは漢文による概念である。すると文法と呼ぶようになるものはそれまでにあったか、なかったか。それまでとは時代が明治になるまでのことである。文法を翻訳語であるとする考えに従えば、また事実はそうでもあるのだが、文法は日本語の概念にはなかったと考えてよい。しかし、まったくなかったわけではない。それが文章法と呼ぶべきものであるが、句法の上位概念になる文章法であるから、文章についての捉え方となる。何を言おうとするかといえば、文に規定された文の要素を、今では主語述語を核とする成分で、文を説明するが、そのような概念を持たなかったのが文章であるから、文章法は何によって文法となるか。 . . . 本文を読む