ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の伝統模様(1)

2020-02-05 20:13:37 | 水戸

 町で見かけた伝統模様です。水戸は古い町だけに、案外いろいろなところで見られるようです。

 

麻の葉
 並べた基本の六角形内に線を引いて、麻の葉のような形をつくって連続させた模様だそうです。水戸八幡宮(八幡町8-54)社務所向かいあたりの参道沿いにある、文政3年(1820)に建てられた灯籠にあります。

 

市松
 碁盤状の正方形を互い違いの色違いに並べた模様だそうです。江戸時代の歌舞伎役者・初代佐野川市松が好んではいた袴がこの模様だったことに由来するそうです。桂岸寺(松本町13-19)境内にある、稲荷社前の灯籠の火袋にあります。

 

雷紋(らいもん)
 雷の光を模様化した、直線を曲げてつなげてゆく幾何学的模様だそうです。ラーメンのどんぶりにある模様の仲間というのが一番分かりやすいのでしょう。祇園寺(八幡町11-69)にある狛犬(獅子)像が乗った台にあります。

 


 菱形を模様化したしたものですが、たいへん数多くの種類があるようです。この場合は二重菱というようです。弘道館(三の丸1-6-29)玄関の欄間にありました。

 

網代天井の矢羽根
 網代(あじろ)天井は、細く裂いた竹木を編んで天井に張ったもので、編んだことによってできる模様の一つに矢羽根があるようです。普通に矢羽根というと、銘仙(めいせん)などでよく見る矢の羽根を並べた模様をイメージするようです。偕楽園にある好文亭1Fの天井で見かけました。

コメント
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