今回はイネ科の雑草です。
アシ(七ツ洞公園 下国井町2243)
古くからいわれる「豊葦原(とよあしはら)」は日本の美称だそうですが、昔はアシのはえる湿地が多かったということなのでしょうか。「アシ」が「悪し」に通じるので、「ヨシ」ともいわれるようになったそうです。日本の景色を形づくる大事な植物の一つなのでしょう。写真は七ツ洞公園の芦原と池です。(写真H28/6/7))
カモガヤ(赤塚)
明治初期にヨーロッパから入ってきたそうです。牧草としてや、法面(のりめん)緑化のために植えられたそうで、現在全国に広がっているようです。風媒花で、アレルゲンでもあるようです。ふさふさとした花はけっこう目につきます。(写真R2/5/24)
ヒメコバンソウ(東前町)
コバンソウより小さい品種なので「ヒメ」がつくようです。葉は黄緑色で直立するそうです。花と茎をつなぐ花柄(かへい)の部分がくねくねしていて面白く感じます。(写真R2/7/25)
メヒシバ(筑地町)
一番一般的なイネ科雑草でしょうか。タネの発芽は不済一性で時期がずれるので、退治しにくいそうです。穂を茎にしばって、傘だといって遊んだころを思いだします。(写真H30/7/25)
メリケンカルカヤ(千波湖北遊歩道)
日本を北上してきている北米原産の要注意外来生物のようです。ちょうど茨城あたりが、現在の北限のようですが、最近よく見るようになった感じがします。昭和の終わりころに、愛知県で発見されたそうです。(写真H29/10/7)