木挽臼(こびきうす 埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
河和田城跡で見つかった、16世紀後半から17世紀前半につくられた、木の臼だそうです。水漬けの状態で発見されたそうです。石臼のような使い方だったのでしょうが、効率は悪かったでしょう。臼のまわりに紐を巻いて回す絵がそえられていました。
木臼(大塚農民館 大塚町1223-2)
餅はハレの日の大事な食べ物でしたから、農家の多くは臼を持っていたことでしょう。年中行事を見ていると、正月ばかりでなく、節目節目の行事には餅をついているようです。
茶臼(埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
水戸城から出土した、普通の石臼より小さな、近世のお茶をひく石臼だそうです。お茶を挽くという言葉は、暇な時にお茶を挽くことから、暇なことをいうようですが、そうした言葉ができるほど、抹茶はよく飲まれたのでしょうか。
石臼(見和1丁目桜台児童遊園 見和1-356-46)
公園内にあるごきんじょという石造彫刻群の中に、石臼が置かれています。石臼は、金の採掘で、金を含む石を粉砕する作業にも使われたようですが、佐竹氏の時代にはたくさんあったことでしょう。
飛び石(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
石臼を飛び石に使うのは、茶室でよくあるようです。茶臼では小さすぎてだめでしょうが。歴史館にある無庵という茶室にありました。