ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の正月を前にした年末(2)

2021-12-30 21:38:11 | 水戸

 年末らしい風景がないかなと思って町を回ってみました。あまり目新しいものには気がつきませんでしたが、それでも多少はそれらしいものを見ることができました。以下は、それらの風景のいくつかです。

 

湯清めの釜場(水戸八幡宮 八幡町8-54)
 お正月に行われる湯清めの神事に使われる、釜場が築かれていました。1月4日に釜で若水を沸かして、その湯にサカキの葉を浸して参拝者に振りかけて邪気を払い、霊を浄化するのだそうです。写真左側が本殿です。

 

新年の準備(東照宮 宮町2-5-13)
 テントがはられて、ほとんど正月の準備はできているようでした。茅の輪が作られ、悪疫退散の書が立てられています。

 

あらまき鮭、あんこう販売(山大 南町3-3-32)
 水戸では、あらまき鮭だけではなく、アンコウも新年に売られているようです。ただ、お年よりは正月のアンコウの話をあまりしないので、最近ふえた習慣なのかもしれません。

 

正月飾り販売(トツカフローリスト 泉町1-3-17)
 この店の店頭には、新しい感覚の正月飾りがたくさん並んでいました。この店の両側の建物が取り壊されそうな感じで、それが気になります。(後日 この花屋さんも含めて、両側や、奥にある建物は取り壊されて、マンションが建設されるようです。)

 

年末の挨拶(水戸オーパ 宮町1-7-3)
 年末の挨拶が掲げられ、その隣には初売りのポスターがありました。

水戸の正月を前にした年末(1)

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水戸・百樹園の樹皮(5)

2021-12-29 20:54:38 | 水戸

 今回は、水戸・百樹園で見た、だれでも身近で知っている樹木の樹皮です。一目見て分かるでしょうか。

 

カクレミノ(ウコギ科)
 若葉は普通の葉のような形のようですが、その後、多くが3つに分かれて隠れ蓑の形に似てくるようです。樹皮は灰白色でなめらかだそうです。

 

コブシ(モクレン科)
 樹皮は灰白色で、ややなめらかだそうです。花には香りがあって、実は辛いそうです。

 

サルスベリ(ミソハギ科)
 茶褐色の樹皮ははがれやすくて、下のすべすべした樹皮がでてくるようですが、それが繰り返されるそうです。百日紅と書きますが、長く咲くからだそうです。

 

ビワ(バラ科)
 樹皮は灰白色、樹齢を重ねるとはげてまだら模様になるそうです。ちょうど今ごろ花が咲いています。葉や実の形が琵琶に似ているからだそうですが、そうすると、ビワは名前と一緒に、中国からもたらされたということなのでしょう。

 

モチノキ(モチノキ科)
 樹皮は灰白色でなめらかだそうです。この樹皮の内側を集めてたたきつぶすと、トリモチができるのだそうです。

水戸・百樹園の樹皮(4)

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水戸の象(1)

2021-12-28 19:59:39 | 水戸

  ぶらっと歩きで見つけた象のいろいろです。

 

スプリング遊具(百合が丘南街区公園 百合が丘町2-49)
 遊具に象はたいへん多く使われるようです。パンダ以前は、圧倒的にぞうさんだったような気がします。写真のようなデザイン化した遊具もふえてきているようです。

 

木鼻(光円寺本堂 酒門町52)
 木鼻は、守護的な飾りなので、象のほか、獅子、獏(ばく)、龍など、こわもての動物の顔が選ばれるようです。最近作られる木鼻には、象か獏のスタイルを残した蓮華文(植物文)をほどこしたものが多いようです。

 

椅子(元吉田町宿児童遊園)
 椅子か植木鉢などを置く台なのでしょう。かなりリアルな作りです。小さな公園ですが、園内の1/3くらいが古宿東町内会による、「みらい花壇2」になっていて、よく整備されていました。

 

ハスジカツオゾウムシ(常照寺池脇 36°21'25.7"N 140°酒門町29'32.1"Eあたり)
 科は違うようですが、米などにたかるコクゾウムシに近い種類のようです。羽に斜めの模様(筋)があり(ハスジ)、鰹節に似た色やかたちをしているカツオゾウムシの仲間ということからの名前で、ゾウムシは、象のように長い口先だからだそうです。菊の害虫のようです。

 

フゲンゾウ(千波湖遊歩道 千波町)
 漢字では普賢象で、普賢菩薩(ふげんぼさつ)が乗る象ということのようです。中央のめしべが2本、緑色の葉になる(葉化(ようか))そうで、それと白い花びらが、その象に似ているということのようです…。古くからある、八重桜の一つのようですが、水戸でもよく見かけます。

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水戸の伐採された樹木(2)

2021-12-27 20:05:58 | 水戸

 水戸の伐採された樹木(1)以後に見た伐採された樹木で、その伐採前と伐採後の写真です。

 

水戸法務総合庁舎の崖と崖下(北見町3)
 竹の根は浅く広がるそうで、土砂崩れの予防にはならないそうです。それで伐採して、斜面をコンクリートで補強したようです。今はもう庁舎はできあがっています。

 

飯富町(郵便局(飯富町1232)近く)
 珍しい、樹齢150年のグミの古木でしたので、さびしさを感じます。今はかつてを思わせるものはありません。

 

東前町(36°20'27.2"N 140°31'41.7"Eあたり)
 イチョウの枝が落下して被害がでたために、太い枝を伐採したそうです。前は、秋、かなり遠くからでも黄葉がきれいに見ることができました。

 

鷲神社(千波町1945-1)
 境内の大きなスギの上部が伐採されていました。境内では、他にも小木がたくさん伐採されたようです。

 

常磐神社(常磐町1-3-1)
 境内社の常磐稲荷神社の鳥居付近にあったクスノキです。ウロがあって伐採したようですが、上の方に新しい枝ががはえてきています。

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水戸の辞世句(2)

2021-12-26 18:10:09 | 水戸

小野言員(ときかず) 1655
 法(のり)の風に み(身)のう(浮と憂を掛ける)き雲の きえぬれば こころの月は えかけす(澄)むかな
 徳川光圀若い時期のそうとうひどい反抗期に、小野諌草(いさめぐさ)という諌め書きをしるしたという、小野の辞世です。私には妙雲寺にある墓誌(写真)が上のように読めるのですが、「茨城県のルーツ」には「法の風身の浮き雲のさえぬればこころの月はそらかすむかな」とあります。「えかけ」は文法的には変ですが、「(月が)欠けないで」という意味のようにも思われますが自信はありません。写真は妙雲寺にある小野の墓誌ですが、分かる人がいたら教えて下さい。

 

村上吉子  正徳2年(1712)
 又も来む 人をみちびく えにしあらば 八(四苦八苦の八)の苦しみ たえまなくとも
 左近局(さこんのつぼね)といわれ、光圀の妻・泰姫に従ってきた侍女だそうですが、泰姫死後も奥向きを取りしきり、光圀死去の際には、枕頭で看取った唯一の女性だそうです。歌のような一生が送りたいものです。

 

観海 安永2年(1772)
 月毎に作りし法(のり)も雪の空 又来る春に花と咲なん
 谷田に羅漢寺いう大寺を、建築末期の全焼を乗り越えて再建させた木喰僧だそうです。

 

遅月 文化9年(1812)
 身もかくと 思へば寒し 散る桜
  神崎寺、飯富竜光院、田野不動院などに住んだ、多才な俳僧で、立原翠軒など水戸の多くの人士と交流があったそうです。神崎寺には、分骨した立原翠軒による瘞蔵碑(えいぞうひ)があります。

 

黒沢とき  明治23年(1890)
  八十あまり 五つの年も こるゆぎの(越えるとゆるぎを掛ける) 急がぬ老(おい)の 旅は静けし
  徳川斉昭の安政の、大獄による謹慎処分の無実を訴えて京都にのぼり、献上歌を持参したものの、中追放処分となり、明治維新後は、日本で初めての女性小学校教師になった人だそうです。

水戸の辞世句(1)

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