ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸で見た緑色の花(5)

2023-04-30 17:05:51 | 水戸

 気をつけて見ると、野草には緑色の花がけっこうあるようです。その一方、変わった花の中にもいろいろな緑花があるようです。

 

カラスビシャク(熊野神社 谷田町)
 今はまだ葉が出ているだけのようですが、写真は7月の花が咲いているときの様子です。サトイモ科で、ムカゴで繁殖する植物だそうです。

 

オオバコ(萱場町)
 5月に見たオオバコ(オオバコ科)です。ここでは、長い花穂が目立っていました。オオバコは踏みつけられることに強い雑草だそうですが、春には若葉が食用になるそうです。

 

イノコヅチ(百合が丘公園)
 外側はガクのようで、花弁はないそうです。写真ではガクが少し開いて花が咲いているようです。9月に撮った写真です。ヒユ科だそうで、実(み)はひっつき虫です。

 

ヒトリシズカ 緑彩剣(水戸市植物公園 小吹町504)
 センリョウ科だそうですが、写真で目立つのはガクのようです。普通に見られる白い糸状の花とはまるで違う外見です。昨日の山野草展で、こんな花もあるんだと思いながら見てきました。

 

ドルステニア コントラジェルバ(水戸市植物公園 小吹町504)
 クワ科の植物だそうです。イチジクの仲間で、イチジクの実を開いたような感じだそうで、ツブツブが花だそうです。

水戸で見た緑色の花(4)

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水戸にある小森邦夫の作品(3)

2023-04-29 20:16:14 | 水戸

信願寺門柱(緑町1-2-1)
 寺の創立千百年記念として昭和29年に作られた門柱のようです。この時代には、寄進した人たちの名前は門柱に刻まれていますが、製作者名はないようです。相当インパクトのある門柱ですが、当時の反応はどうだったのでしょう。

 

山本敏雄市長像(水戸市役所 中央1-4-1)
 水戸市役所に入って右側に並ぶ市長像の一つで、昭和44年につくられたようです。山本敏雄は13代市長で、駅南開発などを行ったそうです。

 

木村伝兵衛市長像(水戸市役所 中央1-4-1)
 同じく、水戸市役所にある銅像です。解説には昭和48年と書かれています。これら2つの市長像にも、製作者の名前はありません。少し話が飛びますが、この市長の父である4代目伝兵衛は、徳川光圀が作った百色山(ひゃくいろやま)にならい、光圀生誕300年を記念して、自ら百樹園(元吉田町2618-1)を開設したそうです。「植物学の泰斗たる東京帝大(現東大)教授牧野(富太郎)博士の応援を求めたるに、快諾、同博士指導下に、裸子植物3科61種、被子植物324種に分ち同一のものを2株乃至(ないし)3株とし総植樹株じつに856に達せり」と園内の碑にあるそうです。

 

牛魂碑(茨城北酪農業協同組合 東赤塚2101)
 昭和54年の碑のようです。協同組合の創立10周年を記念し、人のために生を終えた牛たちを祀って建てたようです。茨城県酪農業協同組合連合会長だった徳川宗信が茨城県北酪農業協同組合の創立十周年記念事業委員長となって、碑銘をその父・徳川宗敬に書いてもらい、牛の像を小森邦夫につくってもらったようです。この頃は、製作者名が刻まれているようです。

 

親鸞像(安楽寺 元吉田町2511)
 小森邦夫は、安楽寺の総代でもあったようで、昭和54年に「親鸞聖人 常陸国教化行脚の尊像」を建てたようです。このほかにも、安楽寺には、上段の墓地に登る坂道の途中に、「砂丘」という像もあります。

 

杜のともだち(上水戸児童遊園 上水戸1-3276-2)
 水戸西ロータリークラブが昭和55年に創立20周年などを記念して建てた、「杜(もり)のともだち」という像のようです。 

水戸にある小森邦夫の作品(2)

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水戸の樹木の花(8)

2023-04-28 20:10:35 | 水戸

リキュウバイ(報仏寺 河和田町887)
 バラ科です。利休という名前ですが、中国原産のこの花が日本に入ってきたのは明治末だそうです。茶花として使われたから名前につけたのでしょうか。バイは、花が梅に似ているからだそうです。利休の命日(4/21)に咲くともいわれるそうです。(撮影4/9)

 

ムベ(宮町)
 アケビ科です。実を朝廷に献上したので、オオニエ(大贄)が、オオムベからムベになったといわれているそうです。アケビに似た実をつけるそうですが、実は割れないそうです。また、アケビは落葉するそうですが、ムベは常緑だそうです。(撮影4/12)

 

キバナツクバネウツギ(茨城県立歴史館下庭 緑町2-1-15)
 スイカズラ科です。コツクバネウツギの変種だそうです。「ツクバネ」は、写真のように、ガクの形が羽根つきの羽根に似ているからだそうです。(撮影4/21)

 

ツキヌキニンドウ(栄町)
 スイカズラ科です。茎が葉を突き抜けるような姿をしているニンドウ(忍冬 冬を耐え忍ぶ常緑葉)ということのようです。北米の原産で、花は秋まで咲き続けるそうです。(撮影4/23)

 

サンショウ(渡里湧水群 渡里町)
 ミカン科です。古名はハジカミだそうです。雌雄異株で、写真は雄花の木のようです。小さな黄緑色の花がたくさんついていました。実を見ると、確かに小さなみかんのようです。辛味成分が殺菌作用もあるので、すりこ木に使われるそうです。(撮影4/23)           

水戸の樹木の花(7)

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水戸の庭池(2)

2023-04-27 20:21:46 | 水戸

五軒小学校(金町3-2-25)
 校舎敷地より一段低い校庭の隅にある、崖下から出ている湧水による池で、洗心泉(太郎池)というそうです。洗心池から、校内を流れる川の下流に、次郎池などもあるようです。鯉がたくさん泳いでいました。

 

内原小学校(内原町1451)
 石の太鼓橋が架けられた、校内に作られた池です。これは平成29年に撮った写真です。

 

恵妙寺(元吉田町1688-1)
 小さな滝状に、水を流し込んでいる池です。池の上に張り出した長い松の枝が目をひきます。日蓮正宗のお寺だそうです。

 

安楽寺(元吉田町2511)
 この池にも石の太鼓橋があり、鯉がたくさんいました。このお寺には、小森邦夫作の親鸞像等があります。

 

茨城県立近代美術館(千波町666-1)
 建物の東南部にある石庭風の池です。水がないときも多いようですが、この時は水が流れていました。吉村順三設計の建物だそうです。

水戸の庭池(1)

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水戸藩医・鈴木宗与の編纂した救民妙薬にある食い合わせ(1)

2023-04-26 20:40:11 | 水戸

 徳川光圀が鈴木宗与に元禄6年(1693)にまとめさせたという救民妙薬には、食い合わせの一覧があります。その中にある一部を抜き書きしてみます。全部で27の項目がありました。

 

蕎麦に猪、羊
 室町時代の百科事典・拾芥抄にもありますので、一般的にいわれていたのでしょう。写真は筑地町で見た蕎麦畑です。

 

鯽(ふな)に砂糖。
 正徳2年(1712)に貝原益軒によって著された養生訓には、鮒には、芥子、にら、飴、鹿、芹、鶏、雉とあるようです。

 

韮(にら)に蜜、牛肉
 全体的に砂糖、蜜(大蒜(にんにく)と蜜)といった甘い物を食い合わせに取り上げる事が散見されるようです。韮と牛肉はともに、体を温める作用があるので言われたのでしょうか。中国薬膳の考え方も基本にあるような気がします。

 

李(すもも)に蒼朮(そうじゅつ)、白朮(びゃくじゅつ)
 蒼朮はホソバオケラ、白朮はオケラなどの根茎の漢方薬だそうですでの、民間でできる薬との関係も考えられていたようです。

 

枇杷と麪(こむぎのこ)
 「びわとそうめん」といった伝承は広くあったようですので、その考え方から書かれたのでしょうか。

 

鰻驪(うなき)に銀杏(ぎんなん)
 養生訓にもあるようです。医学的根拠はないようですが、銀杏の食べ過ぎは中毒になるそうです。ともに、精がつくといった考えからなのでしょうか。

 

鶏に鯉、葱(ひともじ)、糯米(もち)。
 これも、養生訓には、鶏肉と卵には、芥子、にんにく、生葱、もち米、すもも、魚汁、鯉などとたたくさん並んでいるそうです。救民妙薬の食い合わせには、牛、鶏、兎、雉、猪、犬、羊、豕(いのこ)といった多様な肉が並んでいて興味深く感じました。

 

狗(いぬ)に韮、蕎麦
 韮などのネギの仲間は犬に食べさせてはいけない食材だそうですので、そんなことが関係しているのでしょうか。

 

最後に、水に落として浮く猪肉や、死んだ動物の肉、口を閉じた動物の肉は食べてはいけないとあります。

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