NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」」は婦人雑誌、暮らしの手帖を創刊した大橋鎮子の物語だ。あの焼け跡闇市の時代、戦争が終わって3年、食べるものも着るものも事欠く時代、名編集長花森安治と出会って暮らしの手帖社を設立する。丁度いま発売中の暮らしの手帖83号(8-9月号)はドラマに合わせて「特別企画・70年前の私たち」が載っていて付録に創刊号がついている、そうして「型紙なしで作れる直線裁ちのデザイン」も紹介されている。WAKIは暮らしの手帖に掲載されていた自作カヌーの記事(2世紀1号1969年)と好評で再掲載された(3世代9号1987年)を参考にフレームを塩ビの水道管で、本体はキャンバスを張り合わせて分解して背負えるようにして、琵琶湖と淀川それに大阪湾で遊んだ。今となっては楽しい思い出だ。