こんにちは。
公開予約にて更新しています。
フォレスト・アドベンチャーを終え、コンビニでおやつ休憩をして16時半頃に予約していた宿に到着。
がしかし…。宿には人の気配はなく電話も通じない。
宿の中を覗くと綺麗に掃除はされているが宿泊の準備がされている様子はない。
“何か事故でもあったのか?”と心配になったボクはすぐ近くにあった消防署へ相談に行く。
“もし中で人が倒れていたら…”みたいな話になり、消防隊員が一緒に確認をしてくれることになった。
宿はどこも鍵がかかっており、近隣の家も不在なようで確認が取れない。
暫くすると一人のお婆さんが犬を連れて宿の前に現れる。
消防隊員が『ここの宿主さんを御存じありませんか?』とお婆さんに尋ねると、お婆さんは『宿主は私だけど?』と返答。
ボクが、お婆さんに『今日、宿泊の予約をしているセクラですが?』と言うと衝撃の返答が!!
『今日は休みなんだけど?!』
その場の空気は凍りつき、娘は今にも泣きそうになる。
ことの経緯はこうだ。
もともと8月12日で予約した。
けれど12日(火)が都合悪くなったので日にちの変更の連絡をした。
10日(日)への変更を希望したが『日曜日は部活の合宿の予約が入るかも知れないから無理。』と言われる。
よって11日(月)への変更をお願いすると『はい。11日の月曜日なら大丈夫よ。』とのことだった。
ボクはフォレスト・アドベンチャーの予約に合わせ宿の予約をしていたので間違いないはず。
けれどお婆さんが持って来た予約ノートには12日で予約がされており、どうやら変更の連絡を覚えていないようだった。
確かに心配はあった。
予約を取った際、苗字と電話番号は聞かれたがそれ以外は何も聞かれず、予約確認のハガキや封書も来なければ先払金もなかった。
本当にこれで予約は取れたのかな?って不安には思っていた。
もうこうなると『言った。言わない。』の水掛け論になってしまうので『もう結構です。他を探します。』と伝え、消防隊員にお礼を言って宿を後にしたのです。
お婆さんに『素泊まりでも何でも良いので泊まれるところはありませんか?』と尋ねると『この先の踏切を渡ったところのコンビニの近くに新しく出来たところがある。』とのことで行ってみると…先ほどおやつ休憩をしたコンビニの真横だった。
素泊まりのビジネスホテルみたいな宿泊所ではあったがこの時期、予約なしで泊まれる訳もない。
妻と『もう最悪、これは家に帰るしかないなぁ。。』と話しながらスマホで宿を調べ連絡をするが夏休みの真最中、当日予約で泊まれる宿など見つからない。
そんな諦めモードの中、一本の電話から奇跡が起こる。
ボク『唐突なお願いなのですがこれから宿泊の予約は取れますか?』
救世主『これからですか…。大丈夫ですよ。何名様?』
ボク『本当ですか!4名なんですが!流石に食事は無理ですよね…?!』
救世主『ん~。大丈夫。あるもので何とか作りますよ。』
もう宿泊を諦めていた我が家に奇跡が起きた!
そこから1時間~1時間半かけてその宿に到着!
宿の名は『山崎屋旅館』。場所は寄居。
今回は予算をなるべく抑えて計画していたんだけれど、ここの山崎屋旅館さんはお値段も1泊6,800円(2食付)とかなりリーズナブル!
『(食事は)あるもので何とか作りますよ。』って言葉が何気に不安だったんだけれど…。
山崎屋旅館さんは“お食事処”をメインにしており、宿泊は“昔はやっていたけど今は…”みたいなところでさ。
旅館自体はとても古く、かなりレトロな雰囲気なのでもの凄く好き嫌いが分かれるところだと思う。
我が家はこういう雰囲気が大好きなので凄く楽しめました。
お食事処だけあってお料理は超美味しかった!
ご当地グルメの“戦国ハーぶ~丼”で有名なお店らしく、雑誌やネットでも話題のお店らしいのです。
“戦国ハーぶ~丼”は食べられませんでしたが、豚の生姜焼きや鮎の塩焼き、その他、全てのお料理が本当に美味しかった!店主さんの『中学生が2人いるって聞いたからね。特別にグラタンもサービスしておいたから。大人2人じゃ出さないけどね・笑。』ってサービスも本当に嬉しかった!
あまり食欲のないボクでしたが余りに美味しかったので全て完食しました♪
これは宿に到着してお風呂を頂いた後の写真で食事の前ですが。
お風呂がまた凄い雰囲気で・苦笑。
脱衣所には『この顔見たら110番!』の犯罪者のポスターが2枚も貼ってあって・苦笑。
お風呂の天井の作りも初めて見たし、兎に角、“子供の頃にお婆ちゃんの家で見たことが…”とか、それより古い時代の風情が満載で『〇〇には泊まれなかったけれど、逆にこっちで絶対に良かったよね!』と妻と興奮気味に話しました。
美味しいご飯を食べた後はみんなでトランプをしたり、テレビを見てまったり。
一時はどうなるかと思った家族旅行でしたが、最高の形で一日目を終えることが出来ました。
もうこの時点でボクと妻は疲れ切っていたのでね。
二日目はまったりとした時間を過ごすのでした。
つづきはまた明日。
ケセラセラ☆