数ヶ月まえ、家の近くに、スーパーマーケットを含む大きな複合商業施設がオープンしました。
3つある車の進入路が当初は一つだけしか利用できず、残る2つは何となく徒歩客が通っていました。
最近ようやく、3つ全部が本来の車進入路として使われるようになったのですが、
家からいちばん近い進入路は、車の出入りが少ないこともあり、相変わらず徒歩客が(わたしも)歩いています。
前置きが長くなりました。
先日、マメをつれてその店におつかいに行きました。
当然のように、家の近くの車進入路から歩いて入っていくと、マメがすぐ気づきました。
「ばあば、ここさー、車が通る道になったんでしょ」(ひとが通っていいの?のニュアンス)
「う、うん、大丈夫。あんまり車来ないし、もし来たらばあばがマメちゃんを脇に引っ張るから」
「ふうん」
そのあと少しして、マメからこんな発言がありました。
「マメちゃんは大事な子だから、ばあばやみんなが、危なくないように守ってくれるんだよね」
おお! と感銘を受けました。
自分を「大事な子」と認識する、鉄壁の自尊感情。
また、「大事な子」である自分は両親・祖父母の愛情で幾重にも守られている、という揺るぎない安心感。
マメをこんなふうに育てられて良かった。
成長するにつれて、難聴ゆえの苦労がふえていくかもしれないマメ。
時として、人生がつらいものになるかもしれないマメ。
そんなとき、「マメちゃんは大事な子」という特別な気持を、ぜひ思い出してほしいです。