前記事でも自慢たらしく書きつらねたように、マメの言語発達はこれまで一貫して順調でした。
このことに安心して、難聴そのものも「大したことない」と過小評価していたわたしです。
ところが、「よく話せるからと言ってよく聞こえているとは限らない」ことに、半年ほどまえに気づかされて...。
聞こえに関する認識が、「楽観」から「悲観」へとジェットコースターなみに急降下して...。
1.マメの場合、補聴器装用で望みうる最高聴力は30〜40デシベル止まり(健聴児は10〜20デシベルなのに)
2.家族間のスムーズなコミュニケーションは、家族以外では通用しない
3.集団の場では聞き取りに苦労する
4.補聴器装用下では、騒音に対する耐性が弱い
5.こんな状況で「インテ」(普通幼稚園入園)を考えるなんて、無謀だったかもしれない
などなど、つぎからつぎへとネガティブ思考が浮かんでくるのでした。
数ヶ月たって、ようやくバランス感覚が戻ってきました。
楽観と悲観のあいだの適正な(たぶん)位置にたどりついたような気がします。
まず1に関しては、これからの補聴器性能の進化に期待したいです。
まさに「日進月歩」という感じの、目覚ましい進化状況らしいです。
2と3に関しては、いちがいにそうとは決めつけられない感じがします。
もう少しようすを見なくては。
それに、かしこいマメのことです。
家族以外との会話や集団での指示など、戸惑いながらもコツをつかんでいけるかもしれません。
4に関してですが、「うるさいという訴え」や「補聴器をとってしまう行為」がほぼなくなりました。
あれはやはり、転居に伴うストレスが大きかったのかもしれません。
今は、補聴器を取るどころか、ハウリング時におとなが手直ししようとすると拒否します。
「じぶんでー」と言ってイヤーモールドを耳穴に押し込む動作。
(これで不思議にハウリングがおさまります。)
5は、「難聴児ぜんぜんオッケー」という幼稚園に入園予定なので、まあ安心です。
入園後の困りごとについては、そのときどきに対処していけばいいと思っています。
というわけで、マメの聞こえに関して、心の平安が戻ってきました。