Sydney Yajima


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中国バブルの崩壊が始まった。

2012-08-10 18:25:55 | 経済
名目経済成長率は中国では9.1%と発表されているが、同時にインフレ率は6.2%と言われている。
つまり実質経済成長率は9.1%ー6.2%で、この中国政府の発表をそのまま信用したとしても、GDPは3%程度ということとなる。
しかし、インフレ率が本当に6.2%なのかどうか?という問題を考えると、この数字は大きく変わる。
おそらく16%程度のインフレ率が少なくとも進んでおり、そうなるとGDPはー7%となる可能性がある。不動産は好調だと言われているが、実際はどうなのか?単に投機目的の数字でいっときのバブル的数値なら、日本も経験がある。
そう、それは株式の暴落が始まると、雪崩のように崩れ落ちる。

小売は10%未満
プラスチックは5割減少
ゴムは6割減少
大豆加工は3割減少

それにGDPの7割は、国主導のインフラ整備で支えられてきたこの3年間は、かなり悲観的な状況だ。
それはソビエト連邦の終わり頃に、7割の産業が軍事で支えられてきた状況に似ている。

こんな中、ファイナンシャルタイムズでは中国高官の言葉として、
中国はもうすぐ、為替を開放する前段階としてボンドの売買を開放するだろう。と紹介された。
もし、これが単にブラフでなければ、歴史的な段階をむかえることになるだろう。


中国の人民元の為替は強くなり、国際市場に裸のまま放り出されるならば、中国の製品価格はいきなり高くなり輸出は国際競争の荒波の洗礼を受けなければならないだろう。
日本製品は互角に勝負ができる機会を与えられることになる。
このときに、日本製品がどれほどの品質を持っているかが、勝ち残りの鍵となることは、疑う余地もなく 私は、ようやくここにきて、日本の将来にわずかながら日差しが差し込んできているかのように思えるのである。