Sydney Yajima


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EUの異常な現象

2014-04-16 17:35:56 | 経済
EUの失業率は、高い。
そもそも、私がEUの始まり時に懐疑的だったのは(それは的中したのだが)統合することによって新たな大市場が出現するというものだった。
4億人の大市場という触れ込みは、嘘にまみれていた。
もともと、そこに居た人々なのである。
彼らはそれまでも、毎日飯を食っていたのだ。
その人たちが降って湧いたように急に市場として新しく生まれ変わるなどということは、ありえない。

ただ、ドイツだけに利益をもたらし、それ以外の国は破綻したに過ぎない。

フランスから多くのユダヤ人が、イスラエルへ流出している。
2012年度だけで3400人だ。
なぜか?
景気が悪い上に、ユダヤ人への差別が露骨となり、住みにくくなっているからだ。

この結果どうなるか?
これについてはGSMで書く。

さらにもうひとつ
今年に入ってから人民元が下落している。
ドルの流出
中国神話はくずれ、ハード ランディングに向かっている。
中国の支出 輸出 などすべて下落している。
アメリカのシティーグループなども警告を発している。
新興国BRICSにとって、台風の目になりそうだ。
すでに、デリバティブのマネーは中国関連から逃げ出している。

流動性の高い資金は中国においておく理由がなく、今年に入って、中国から50億元流出している。
これは、今後さらに元安へと向かう可能性がある。

1997年のアジア通貨基金の前夜に似ている。
この資金の流出は、中国の輸出総額が20.4%下落していることが、すべてを示している。
この低水準は、大きな下振れリスクを示してもいるのだ。
また、人民元の大量サプライがもたらした、インフレ(2008年)が起こっているのだ。

もっとも厳しい状況になるのは8月だ。
公平でなく発表もいい加減だという公正ささえない中国経済。

中国本土では、ドルの取り付け騒ぎが起こりうるだろう。
この点とユーロのかかわりについても、GSM内で続けたい。