シャンペンのグラスを積み上げて、上から垂らしていく。
そうすると 徐々に下のグラスまで、満たされていく。
こういうことを、うまくやる社会は中産階級が増えて、景気が良くなる
しかし、一番上のシャンペングラスが異常に大きすぎて下まで行かなければ、下層庶民は、飢えるしかない。
今の日本の状況に似ている。
あるいはアメリカの状況も似ている。
いびつな社会はいずれ崩壊する。
そこで景気のテコ入れが必要になる。
今の経済成長率は世界的に、どこも高いところはない。
これは NEW LOW GROWTH とも呼ばれ、新しい時代の世界は、急激に成長することなく、徐々に景気が悪くなっていくしかないというものだ。
中国が永遠に成長すると見込んでいた人々が、かつて、いた。
時代を振り返って考えてみよう。
そう1920年だいから1970年代まで、欧米はこの50年間産業を伸ばし続けた。
生産性を伸ばし、モノを作る経済というものは、農業人口が都市に集中し始め、流れ作業を行い、より良いものをより効率的に作る。
という、単純なものさしさえあれば、成功する。
欧米にとって残念なことは、このことをいち早く気づいた国がさらに改良を重ねて、より安く、より良いものを1970年代から作り始め、すべての産業を乗っ取ったことである。
その国、とは 日本のことだ。
1970年代から日本は、欧米の市場をすべて奪っていった。
それこそ、車から船、あるいは、電気機器からカメラ時計に至るまでありとあらゆるところに、メードイン ジャパンがきらめいた。
欧米は、まったくの話、両手を上げて降参した。
この時代は、しかし、1990年代までで、その後、徐々に あるいは 急激に、中国に取られ始めた。
日本の多くの産業は、円高の影響を受けて、枯渇しそうになり、そうなるまえに、さっさと新興国に設備投資をして国外に出た。
1990年代から現在 2015年に至るまで、中国は世界の工場の地位を得て、君臨した。
世界第二位の経済大国にもなり、アメリカをも脅かす存在になった。
しかし、ここで減速が始まった。
そう、その通りだ。
周期はおおよそ20年で来る。
今後、中国は失われた時間へと入っていくこととなるのだ。
同時に、それは世界中が 不況になっていくことになる。
困る国とあまり、困らない国の二種類に分かれる。
あまり、困らない国の代表格が、日本であり、オーストラリアであるのかもしれない。
日本には人的資源があり、政策は間違いだらけであったとしても、国民の識字率は高く、意識も高いために、貧困にはならない。
問題は、しかし、日本の最下層の低所得者たちに、国として、どれだけの金を渡すかという点だろう。
12万円程度の金を、毎月、貧困層に日銀から無条件に振り込むだけで日本の景気は回復する。
驚くかもしれないが、そういうことを実際に行っている国があるのだ。
貧困層とは、年収300万円以下の世帯だと私なら定義する。
彼らに、毎月 12万円の余剰金を与えることで、日本の景気は間違いなくよくなる。
日銀は余分に印刷をしなければならないが、一向に日本の景気に貢献しない金融会社にばらまいた金融緩和などよりも、もっと確実に効果のある方法なのである。
ばらまきだ。
と批判する人がいるかもしれないが、低い成長のなかで、どこに、十分な資金を行きわたらせなければならないかと考えたとき、もっとも思い浮かべなければならないのは シャンぺーン タワーの下層部だということを、考えなければ、経済は決して良くはならないということだ。
そうすると 徐々に下のグラスまで、満たされていく。
こういうことを、うまくやる社会は中産階級が増えて、景気が良くなる
しかし、一番上のシャンペングラスが異常に大きすぎて下まで行かなければ、下層庶民は、飢えるしかない。
今の日本の状況に似ている。
あるいはアメリカの状況も似ている。
いびつな社会はいずれ崩壊する。
そこで景気のテコ入れが必要になる。
今の経済成長率は世界的に、どこも高いところはない。
これは NEW LOW GROWTH とも呼ばれ、新しい時代の世界は、急激に成長することなく、徐々に景気が悪くなっていくしかないというものだ。
中国が永遠に成長すると見込んでいた人々が、かつて、いた。
時代を振り返って考えてみよう。
そう1920年だいから1970年代まで、欧米はこの50年間産業を伸ばし続けた。
生産性を伸ばし、モノを作る経済というものは、農業人口が都市に集中し始め、流れ作業を行い、より良いものをより効率的に作る。
という、単純なものさしさえあれば、成功する。
欧米にとって残念なことは、このことをいち早く気づいた国がさらに改良を重ねて、より安く、より良いものを1970年代から作り始め、すべての産業を乗っ取ったことである。
その国、とは 日本のことだ。
1970年代から日本は、欧米の市場をすべて奪っていった。
それこそ、車から船、あるいは、電気機器からカメラ時計に至るまでありとあらゆるところに、メードイン ジャパンがきらめいた。
欧米は、まったくの話、両手を上げて降参した。
この時代は、しかし、1990年代までで、その後、徐々に あるいは 急激に、中国に取られ始めた。
日本の多くの産業は、円高の影響を受けて、枯渇しそうになり、そうなるまえに、さっさと新興国に設備投資をして国外に出た。
1990年代から現在 2015年に至るまで、中国は世界の工場の地位を得て、君臨した。
世界第二位の経済大国にもなり、アメリカをも脅かす存在になった。
しかし、ここで減速が始まった。
そう、その通りだ。
周期はおおよそ20年で来る。
今後、中国は失われた時間へと入っていくこととなるのだ。
同時に、それは世界中が 不況になっていくことになる。
困る国とあまり、困らない国の二種類に分かれる。
あまり、困らない国の代表格が、日本であり、オーストラリアであるのかもしれない。
日本には人的資源があり、政策は間違いだらけであったとしても、国民の識字率は高く、意識も高いために、貧困にはならない。
問題は、しかし、日本の最下層の低所得者たちに、国として、どれだけの金を渡すかという点だろう。
12万円程度の金を、毎月、貧困層に日銀から無条件に振り込むだけで日本の景気は回復する。
驚くかもしれないが、そういうことを実際に行っている国があるのだ。
貧困層とは、年収300万円以下の世帯だと私なら定義する。
彼らに、毎月 12万円の余剰金を与えることで、日本の景気は間違いなくよくなる。
日銀は余分に印刷をしなければならないが、一向に日本の景気に貢献しない金融会社にばらまいた金融緩和などよりも、もっと確実に効果のある方法なのである。
ばらまきだ。
と批判する人がいるかもしれないが、低い成長のなかで、どこに、十分な資金を行きわたらせなければならないかと考えたとき、もっとも思い浮かべなければならないのは シャンぺーン タワーの下層部だということを、考えなければ、経済は決して良くはならないということだ。