Sydney Yajima


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最悪でもチェルノブイリにはならない

2011-03-15 01:15:36 | Weblog
今回の爆発の映像が、あまりにも衝撃的であったために、恐怖と戦慄が 人々の背中を襲った。
私も、同じだ。
空を仰いだ。

だが、水位が上昇し始めているという政府発表もあり、これさえ継続すれば、継続さえし続ければ、最悪の事態は避けられるだろう。
そして、それは今、命がけで、行われているところだ。
われわれは、自分たちに出来る準備だけは怠らず、彼らを信じて 待とうではないか。



私の恐れているのは、次の地震である。

徐々に、地震の中心部が南下している点。
これが怖い。

東北は、人口も他の地域に比べて少なく、産業もそれほど大きくはない。
それでも、損失は200~300ビリオン ダラーと概算されている。
これは、あくまで現時点での目に見える被害だ。
だが、今後 停電などの経済停滞で、より 大きな被害が出ることは間違いない。

電力会社に対して、原子炉などへの反対運動が、活発化するだろうが、日本が現在の産業を維持していくためには、原子力発電なしでは、難しいのである。
仮に、日本が、火力 水力 太陽光 風力の発電だけで 産業をまかなうという選択をとることを決意したとしても、現実的に、すぐにできることではない。
したがって、長期的には原子力発電をやめるという計画を作ったとしても、中 短期的には、現実路線として、今のやりかたを続けていくしかないだろう。

言うまでもないことだが、今の時代 電気がなければ、生活がなりたたないのである。

今後、さらに南下してくる地震が、他の原子力発電所に影響を与えないという保障もなく、またすでに、京浜では石油コンビナートが壊滅的な打撃を受け、ここに、さらに追い討ちの津波がくると、復興に、さらに時間がかかる。
日本の産業は、トヨタに顕著に見られるように、JITというやり方で、在庫をもたないように、徹底的にコストを見直し改善されてきたが、そのために一番重要な、インフラが崩れると、再活動が難しくなる。
すべての部品が定時に集まらないと、車は完成しないのである。


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