「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

MOA美術館リニューアル記念特別展

2018年10月22日 | 日記

ここを訪れるのは、もう何十年ぶりかもしれません。
MOA美術館のリニューアル特別展。


でもあの長いエスカレーターは健在でした。

昇りつめた円形広場の万華鏡が気づかぬほど静かに変化していて。

今回の目的は信長ゆかりの茶道具をゆっくりと観賞することです。

「初花」をはじめとする茶入れの名品。
時期的に興味も深まる茶壺の「金花」「松花」等。
数は少ないですが、じっくりと見るには丁度良いです。

常設の作品は写真も許可されていましたので、
懐かしい姿を収めてきました。


黄金の茶室

仁清の「色絵藤花文茶壺」

展示には照明などかなり気を使っているようですね。
こだわりの低反射ガラスで、ガラスがないかのように。
実際に、どなたか夢中で覗き込んで、
おでこをぶつける音が聞こえたりしましたよ。

一回りして庭に出で、お昼を頂きました。
お目当ての和食はお昼の時間は貸し切りになっていましたので、
おそばを頂いて、その後は甘味とお抹茶を。

とても気持ちのよいお天気。
海を見渡す高台に吹く風がさわやかで、
遠くに大島や、初島もくっきりと見えましたよ。
満腹のお腹を抱えて、もう一度名残惜しく展示室に戻り、
茶道具だけを見て回り、"何度見ても
いいなあ"と。

また近くのそれぞれの所蔵する美術館で、
お目に掛かれるとは思うのですが、
もしかしたら最後かもしれませんものね。

残念だったのは、ここで落ちあう予定だった友が、
体調を崩し、出てこられなくなってしまったこと。
前日も急に、メンバーの一人の健康上の都合で、
一つ旅行が取りやめになりました。
これからはこんなことも増えるのかと、
ますます今を大切に過ごさねばと感じています。


(社中の方へ)稽古予定日を更新しました。