“酒の肴”は映画とソーセー児と時々柴漬け

今宵の“酒の肴”は...。
鑑賞した映画と双子姉妹&柴犬♀のたわいもない話

『アメリカン・スナイパー』の巻

2015-03-13 | 劇場鑑賞した映画

名匠クリント・イーストウッドが米軍史上最強とうたわれた
狙撃手クリス・カイルのベストセラー自伝を映画化
アメリカン・スナイパー

すでに第87回アカデミー賞の発表は済んで
ちょっと落ち着いた感じはするけれど
今週末にはアカデミー賞において
オスカーにノミネートされた作品や
ディズニーの話題作がロードショーとなり
また 劇場が賑やかになることが予想される
とりあえず 時間をつくり慌てて劇場へGO!

お目当ては アメリカン・スナイパー
気にはなっていたが ロードショーの際には
なんとなく...なんとなくだけれど
二の足を踏んでしまったワタクシ
けれど やはり観賞したい欲は収まらず
ようやく劇場観賞に至った
STORY= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員クリス・カイル。
イラク戦争の際 その狙撃の腕前で多くの仲間を救い
「レジェンド」の異名をとるが 同時にその存在は敵にも知られ
クリスの首には懸賞金がかけられ命を狙われる。
数多くの敵兵の命を奪いながらも 遠く離れたアメリカにいる
妻子に対して良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは
そのジレンマに苦しみながら 9年間に4度にわたるイラク遠征を経験。
過酷な戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も
ぬぐえない心の傷に苦しむことになる。
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この作品は実話。そのためか臨場感たっぷり。
劇場から配布されたチラシを
終始ずぅ~っ と 握り締めて観賞したほどの緊張状態ギュー
 
正直 驚いた...
戦争映画でしかも英雄を描いた作品だから
愛国心や正義感 そしてお涙頂戴的な展開で
感動的で自己満足的な作品にもなったはずなのに
淡々と。。。実に淡々と描かれているのだ。
その割には緊張感があったけれど...。
イラク戦争の英雄は ひとりのアメリカン(米国人)
そうなんです! 狙撃手としての技術は持っていたけれど
家族がいて、愛するべき人がいて、
父として在りたい...と 願う、いち人間だったのだ。
敵のスナイパーとの戦い。。。
その敵にも家族がいるワケだし 苦悩をも抱えていている。
主人公カイルとの 鏡合わせ的な描き方もグッ と来る。

そして ダメ押しだったのが あのエンドロール
静寂なエンドロールにヤラれた!
無言のメッセージ...スゴッ!
あの数分間の静寂なエンドロールに
一気にワタクシの感情と脳の働きが騒がしくなったガチャガチャ
なんだか 考えさせられてしまうことが多くて
心臓辺り&頭の中が疲れてしまったよマイッタ
 ★★★★☆ 星4.5ツ>


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