ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

木の鬚のこと

2003年07月08日 | 旧指輪日記
今、トールキン・アンサンブルのAt Dawn in Rivendellを聴いてます。このアルバムについてはもうちょっと聴きこんだら改めて何か書こうと思うのですが、(すごい気に入ってます!)中でも一番気に入ったのが、クリストファー・リー氏が歌っているTreebeard's Songです。
この曲の元の詩は、メリーとピピンを木の鬚の家まで連れて行く間に、木の鬚が今は海の下に沈んでしまったべレリアンドの地を逍遥した時のことを思い出しながら歌った詩です。元々かなり好きな詩だったものですから、「おおーっ!」と思ってしまいました(笑)美しいパスで訥々と歌うクリストファー・リー氏の声がもう木の鬚にぴったりで。何よりも、途中で歌から台詞に変わるところが、メリピピに聞かせてやっているのか、一人で物思いに沈んでつぶやいているのかわからないような、原作の木の鬚の雰囲気にドンピシャで、なんだか聴いていて泣けて来てしまいました。私木の鬚好きなんだなあ、としみじみと思いました(笑)
しかし。ここでPJ映画の話になりますが、この私が大好きなシーン、どうもTTTのSEEでは「木の鬚の下手な詩をメリーとピピンが眠気を堪えながら聴く場面」として登場するらしいですね・・・(LotR Spoiler Newsさんのちょっと前の情報を元に類推(汗))まあ、事前に知ることができたのである程度は覚悟していますが、それでもDVD観たらテレビの前で暴れると思います(笑)しかもその「下手な詩」が原作どおりのあの詩だったりしたら、ホントちゃぶ台ひっくり返しものですよ・・・。
PJ映画のエントにも大分慣れて来たかな、と思っていたのですが、なんか原作イメージどおりの木の鬚を聴いてしまったら、ひさびさに「やっぱりあれは違う!」という思いが戻って来てしまいました(汗)
常々疑問だったのですが、PJは映画でエントを敢えてユーモラスにするためにああいう改変を加えたのか、それとも元々エントってあんなもんだと認識していたのか、と・・・。
クリストファー・リー氏朗読のエントの名簿の詩を聴いていたら、原作のエントの深遠さを残しながらユーモラスにすることも可能だったはずだよなあ、と考えてしまいました。となると、やはりPJのエントの認識って・・・?
まあ、もう撮影も済んでるし(汗)今更じたばたしても仕方ないのですが、なんだか悲しいなあ、と思う木の鬚ファンの私でした・・・

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7.6 URUGOME LIVE 目黒ブルースアレイジャパン

2003年07月08日 | 音楽(主に日本のHR?)
意外に久しぶりのブルースアレイでのURUGOMEライヴです。
まずは入り口で最近お馴染みのうるスポをもらいました。今回の一面は「メンバーチェンジ!?」と題してリハーサル中の写真がデカデカと載っているのですが、よく観ると(いやよく見ないでもわかりますが(笑))ボーカルは小指をたててお茶目なポーズのナルチョさん(笑)、ベースはMISUMIさん、キーボードは杉原さん、ギターは河野さん、そしてなぜかNoBさんはパイプ椅子に座って何もしていない、という写真(笑)
で、その下のナルチョさんの文章で、「今日のライヴはいつも違ったことやります」なんて書いてあったので、本当にこの写真のとおりのことやるのかと思ってしまったのですが、別にそんなことはありませんでした(笑)なんかうるスポの一面っていつもあんまり意味がないことが載ってるなあ・・・(笑)
裏の二面(笑)には、レコーディングが終了したミニアルバム「New Frontiers」についてメンバー全員がフツーに真面目に語っているという、普通に読み応えがある記事でした。珍しく(笑)
ちなみにこのミニアルバム、発売は未定ながら(レコード会社探しているようです(汗))9月のライヴの頃には発売できたら、というナルチョさんのMCでのお話でした。

さてさて、肝心の本編です。
まず1曲目はいきなりTIME~Let's Freak Out~。つづいて久しぶりのOne、そしてJungle Moodと、珍しくノリの良い曲が3曲続きました。客席も立ってよいのやら・・・という感じでポツポツと立ち上がる人もいましたが、結局次のMCで座るようにステージから指示が出てましたけど(笑)
そして続いてのMCは、いきなりNoBさん担当。そしてそしていきなりのメンバー紹介などもあったりして、いつもと違う雰囲気でした。
MCから続いては、NoBさん曰く「サイエンス・フィクション特集」の3曲。前回発披露だった新曲の「さよならエイリアン」に続き、Vampire Blue「鏡よ鏡・・・」と続きました。なんかSFというよりはファンタジーなんでは、と思いましたが(笑)
そして次のMCでようやく御大ナルチョさんトークの登場(笑)「ここからが本当のうるゴメです」だの、「オープニングアクト」だのと色々言ってましたね(笑)
そうこうするうちに、ボーカルのお二人が「そろそろハケたいんですけど」とステージを去りました。で、フロントに出て来たのは河野さん。ボーカル抜きでこのメンバーで頑張って・・・なんてことをナルチョさんが言っているうちに、なぜかそうる透さんが河野さんの脇を通ってステージから降りて行ってしまいました(汗)思わず「坊主どこ行くねん!」と叫ぶ河野さん(笑)(注:透さんは今スキンヘッドなので、皆に坊主呼ばわりされていました・・・(汗))ちなみに灰皿を取りに行っていたもようで、すぐに戻って来ましたが(笑)
で、河野さんがフロントに出て来たものの、このコーナーのメインは杉原さん。そう、お待ちかね?のギターインストコーナーです。ちなみにこの日の杉原さんは玉虫色???のジャケットを着ていて、NoBさんにメンバー紹介の時「半袖改め玉虫の厨子」なんて言われていました(笑)
で、フロントに立った河野さんは「今日の曲は山田信夫君のリクエストでマイケル・シェンカーです」というようなことだけ言って、「後は自分で説明せい」みたいな素振りでキーボードの位置に戻って、怖ー!という感じでした(笑)
その河野さんの前振り?を受けて話し出した杉原さん、「えー、世の中には・・・」と話し出したら、いきなり河野さんの「それ前も言うたやん」と鋭いツッコミが入って場内大爆笑! それでも負けずにそのまま話続ける杉原さん・・・(笑)まあ、ツッこまれたからと言っていきなり違うネタもできませんよねー(笑)
で早速、「今日やる曲はマイケル・シェンカーです。略してマイシェン」などと訳のわからないことを言い出します(笑)更に、「シェンカー兄弟というのがいまして、ジャネット・シェンカー、ラトーヤ・シェンカー、マイケルシェンカーといまして、その中で一番お転婆なマイケルの曲をやります」とますます訳のわからないことを言ってました。文字にしたら伝わらないと思いますが、私はかなりツボに入ってしまいましたね、このMC(笑)
そんな爆笑MCの後演奏されたのは、Into the Arena。そうそう、演奏が始まる前にナルチョさんが「こんな曲やったことねえ」と言ってたのが印象的でしたね(笑)
そのまま続いてはドラムソロ。今回は最初はなんだかおしゃれっぽい?打ち込みのメロディーのパターンに乗せて、全然そのメロディーと合ってないような激しい、しかもどこで拍の頭が合ってるの???という感じの、とても不思議なドラムソロでした。いつも思うのですが、透さんはいつもシーケンサーを聴きながら叩いているのですが、あんなややこしいドラム、シーケンサー聴いてた方が訳わからなくならないのでしょうか(笑)すごい人です。
そのまま打ち込みなしの部分が続いた後、久々に登場の打ち込みのメロディーが登場し、最後にはドラマチックにドラムソロ終了。久々の「大作」(笑)ドラムソロでしたね。
そのあとはMISIMIさんMCだったのですが、なぜかバックでは演奏が続けられ、MISUMIさんは「なんかせかされてる感じー」と言いながら話していましたが、そのうちに「もう曲に行く」指示が出て、MISUMIさんの「せっかく話すこと考えて来たのにー」という訴え?も聞き入れられず(笑)曲に突入しました。
新曲のGhost in Your Houseだったのですが、最初MCのバックの雰囲気のまま、のどかな?パターンのイントロで始まり、その後突如激しいイントロに変わったのですが、本当にああいうイントロなんでしょうか??? うるゴメならあり得るのが怖い・・・(笑)
この新曲、杉原さんの曲を河野さんが手伝って共作になった曲だそうですが、うるゴメとしてはシンプルにハードな感じでしたね。(?)
続いてはこれも久しぶりな気がするAMANO-JACK。そして続いてSIXTY SIXが始まったのですが、なんと途中から河野さんがボーカルを! そしてそのままほとんど最後まで歌いきってしまったのでした。河野さんボーカルのSIXTY SIX、いやー新鮮でした。
そしてお次はUNDER MY FEET。イントロが終わって、NoBさんを観ると、ん、歌ってない? そう、MISUMIさんがボーカルだったのです! これも新鮮で良かったなあ。
その後はMONEY MONEY、そしてROUND AND ROUNDと続きます。ROUND AND ROUNDの途中からはいつものナルチョさんの流しのベースソロの始まり(笑)途中、シャイな少年に絡んだり(笑)客の扇子でベース弾いてみたり、と相変わらずのパフォーマンスで楽しませてくれました(笑)
ナルチョさんがステージに戻ると、再びROUND AND ROUNDに戻って、本編終了。

アンコールはいきなりSETSUNAで始まりました。そして続いて、これも久々のIN THE SUNSHINEと続き、最後はROCKN' ROLL CHILDRENで盛り上がって終了。
やっぱり今のうるゴメのホームグラウンドはブルースアレイなんだなあ、と思わせる、リラックスした雰囲気で盛り上がったライヴでした。
次のライヴは9月15日に、やはりブルースアレイで、です。ミニアルバムの発売も楽しみです!
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