実は月曜に博多座で「モーツァルト!」見てまいりました(汗)
夏に旅行の関係で1回しか見られなかったのですが(いや1日でアッキーとヨッシー両方みましたが(汗))、ヨッシーヴォルフがあまりにも良くて、「もう一度行きたいねえ」と妹と協議した結果、名古屋という手もあったんですが、まだチケット発売になってない博多座にしよう、ということで話が決まったのでした。
15000円という暴利なチケットながら、一度観に行ったことのある妹曰く、とても観やすい劇場だというので、まあいいかなと。
行って見ると、東京で言うと明治座みたいな感じなんですが、オシャレなスポットにおしゃれなビルが建てられていて、でも大きな提灯は出ていて、という不思議な劇場でした(笑)
普段は歌舞伎がメインなんですね~。明治座以上にミュージカルをやるのが不思議・・・(というか明治座ではミュージカルやったことないのでは)
劇場内部も、横長な作りのせいで、2階席だったのですが、舞台がかなり近くてとても見やすかったです。妹の話では、1階席も全て見やすいのだそうです。
これなら高い金額も許せる・・・かな???
実は、今まで「モーツァルト!」は7回くらい見ていると思うんですが、なぜかいつも1階席のかなり前の席だったんですよね。
で、今回初めて2階席から見て・・・「舞台に五線譜が書いてある~!!」ということに初めて気付きました・・・(笑)何かオケの曲のスコアでしたね。左端にviolinとか書いてありましたから。さすがに曲までは確認できませんでしたが・・・(笑)
レミゼも、2階席から見ないと、舞台の上の照明の渦がわからなかったりしますが、「モーツァルト!」もそういうのがあったんですねえ。いやー3年目の新事実でした(笑)
さて、それが目当てではなかったのですが、名古屋以降の新キャストももちろん見られました。
まずは一路真輝さんのフォン・ヴァルトシュテッテン男爵夫人。
実は今年でたレコーディング版CDで聴いた限りでは「う、うーん(汗)」という感じだったのですが(汗)いやあ、実際に舞台で見たら、素晴らしかった!
とにかく存在感が違いましたね。衣装が一人だけキラキラだったから、というのではなく(笑)
今までって男爵夫人は突然出てくる謎の人、という感じでしたが(大汗)なんというか、すごく男爵夫人の存在が効いていましたね。ああ、こういう役柄だったのか、という・・・(いや香寿たつきさんもとても好きではあったのですが(汗))
凛々しい喋り方もカッコ良くて、とてもハマり役だと思いました。
公演終盤近くで見たのも良かったのかもしれませんね。
いきなりポスターの真ん中にいるのも納得という感じでしょうか(笑)
そして、もう一人の新キャスト大塚ちひろさんのコンスタンツェ。
歌は問題なし、役の解釈も私が今までで一番好きな木村佳乃さんの解釈に近いものがあって、なかなか共感できるコンスタンツェ、ではあったんですが、個人的にはちょっと物足りなかったかな。
もともと彼女の舞台、シンデレラストーリーとSHIROしか見てないんですが、歌は上手いけど演技が物足りない感じはあったんですよね。決して下手ではないんだけど・・・
最初の方のはしゃぎぶりも浮いているように感じてしまいました。
多分、まだ経験不足なんでしょうねえ。エポニーヌとかキムとか、ああいう壮絶な役をやったら、またすごく伸びてくるかも、なんて思うのですが。
プログラムに、「稽古が少なくて不安で、すごい人たちに囲まれて場当たりで萎縮してしまって悔しくてホテルで泣いた」なんてことが書いてあって、なんだかかわいそうになりました。
まあ、これがいい経験になって伸びたらいいんじゃないかなあと思います。
でも、プラター公園など、ヴォルフガングととっても息があった感じで、同世代だなあと。これが本来の姿かなーなんてちょっと思ったりして・・・(汗)
どうしても末娘にしか見えなかったですけどね(笑)
そう言えば、ウェーバー4姉妹四重唱は、なかなか良かったけど、松たか子さんがコンスタンツェの時が一番綺麗な四重唱だったなあ。歌上手いんだなああの人・・・
お目当てのヨッシーヴォルフでしたが、本当に良かった! 公演終盤になってますます気合が入っていたようです。
共演の皆さんも気合入っていたようで・・・市村正親さんなんか気持ち入りすぎて叫んでました(汗)バルジャンが独白で叫ぶように・・・(「守ることが出来るのか」のところで・・・)あれはどうかと思いましたが(汗)
モーツァルトの死の場面、アマデが差し出す羽根ペンを手にとって「僕こそ音楽」を歌う場面、以前は嬉しそうな表情になっていたのに、それを超えた、「僕こそ音楽」を歌っていたあの頃を懐かしむような、なんとも言えない表情をしていて、やられました!
アマデに心臓を刺させようとする前にも、愛しげにアマデの頬をなでたりしていたのが印象的でした。ああ、ヴォルフガングはアマデ=自分の才能を憎みつつも愛してもいたんだなあと。
今回初めて、ヴォルフガングとアマデの葛藤がくっきり見えたような気がしました。「お前のせいで家族は崩壊した」とアマデを責めるヴォルフガングの気持ちも。
いやいや、奥が深いですねえ。またぜひ再演して欲しいものです。
夏に旅行の関係で1回しか見られなかったのですが(いや1日でアッキーとヨッシー両方みましたが(汗))、ヨッシーヴォルフがあまりにも良くて、「もう一度行きたいねえ」と妹と協議した結果、名古屋という手もあったんですが、まだチケット発売になってない博多座にしよう、ということで話が決まったのでした。
15000円という暴利なチケットながら、一度観に行ったことのある妹曰く、とても観やすい劇場だというので、まあいいかなと。
行って見ると、東京で言うと明治座みたいな感じなんですが、オシャレなスポットにおしゃれなビルが建てられていて、でも大きな提灯は出ていて、という不思議な劇場でした(笑)
普段は歌舞伎がメインなんですね~。明治座以上にミュージカルをやるのが不思議・・・(というか明治座ではミュージカルやったことないのでは)
劇場内部も、横長な作りのせいで、2階席だったのですが、舞台がかなり近くてとても見やすかったです。妹の話では、1階席も全て見やすいのだそうです。
これなら高い金額も許せる・・・かな???
実は、今まで「モーツァルト!」は7回くらい見ていると思うんですが、なぜかいつも1階席のかなり前の席だったんですよね。
で、今回初めて2階席から見て・・・「舞台に五線譜が書いてある~!!」ということに初めて気付きました・・・(笑)何かオケの曲のスコアでしたね。左端にviolinとか書いてありましたから。さすがに曲までは確認できませんでしたが・・・(笑)
レミゼも、2階席から見ないと、舞台の上の照明の渦がわからなかったりしますが、「モーツァルト!」もそういうのがあったんですねえ。いやー3年目の新事実でした(笑)
さて、それが目当てではなかったのですが、名古屋以降の新キャストももちろん見られました。
まずは一路真輝さんのフォン・ヴァルトシュテッテン男爵夫人。
実は今年でたレコーディング版CDで聴いた限りでは「う、うーん(汗)」という感じだったのですが(汗)いやあ、実際に舞台で見たら、素晴らしかった!
とにかく存在感が違いましたね。衣装が一人だけキラキラだったから、というのではなく(笑)
今までって男爵夫人は突然出てくる謎の人、という感じでしたが(大汗)なんというか、すごく男爵夫人の存在が効いていましたね。ああ、こういう役柄だったのか、という・・・(いや香寿たつきさんもとても好きではあったのですが(汗))
凛々しい喋り方もカッコ良くて、とてもハマり役だと思いました。
公演終盤近くで見たのも良かったのかもしれませんね。
いきなりポスターの真ん中にいるのも納得という感じでしょうか(笑)
そして、もう一人の新キャスト大塚ちひろさんのコンスタンツェ。
歌は問題なし、役の解釈も私が今までで一番好きな木村佳乃さんの解釈に近いものがあって、なかなか共感できるコンスタンツェ、ではあったんですが、個人的にはちょっと物足りなかったかな。
もともと彼女の舞台、シンデレラストーリーとSHIROしか見てないんですが、歌は上手いけど演技が物足りない感じはあったんですよね。決して下手ではないんだけど・・・
最初の方のはしゃぎぶりも浮いているように感じてしまいました。
多分、まだ経験不足なんでしょうねえ。エポニーヌとかキムとか、ああいう壮絶な役をやったら、またすごく伸びてくるかも、なんて思うのですが。
プログラムに、「稽古が少なくて不安で、すごい人たちに囲まれて場当たりで萎縮してしまって悔しくてホテルで泣いた」なんてことが書いてあって、なんだかかわいそうになりました。
まあ、これがいい経験になって伸びたらいいんじゃないかなあと思います。
でも、プラター公園など、ヴォルフガングととっても息があった感じで、同世代だなあと。これが本来の姿かなーなんてちょっと思ったりして・・・(汗)
どうしても末娘にしか見えなかったですけどね(笑)
そう言えば、ウェーバー4姉妹四重唱は、なかなか良かったけど、松たか子さんがコンスタンツェの時が一番綺麗な四重唱だったなあ。歌上手いんだなああの人・・・
お目当てのヨッシーヴォルフでしたが、本当に良かった! 公演終盤になってますます気合が入っていたようです。
共演の皆さんも気合入っていたようで・・・市村正親さんなんか気持ち入りすぎて叫んでました(汗)バルジャンが独白で叫ぶように・・・(「守ることが出来るのか」のところで・・・)あれはどうかと思いましたが(汗)
モーツァルトの死の場面、アマデが差し出す羽根ペンを手にとって「僕こそ音楽」を歌う場面、以前は嬉しそうな表情になっていたのに、それを超えた、「僕こそ音楽」を歌っていたあの頃を懐かしむような、なんとも言えない表情をしていて、やられました!
アマデに心臓を刺させようとする前にも、愛しげにアマデの頬をなでたりしていたのが印象的でした。ああ、ヴォルフガングはアマデ=自分の才能を憎みつつも愛してもいたんだなあと。
今回初めて、ヴォルフガングとアマデの葛藤がくっきり見えたような気がしました。「お前のせいで家族は崩壊した」とアマデを責めるヴォルフガングの気持ちも。
いやいや、奥が深いですねえ。またぜひ再演して欲しいものです。