あんまの投資活動日記!

住宅ローンを背負ったサラリーマンが投資活動をネタに体験談や雑感を綴ります。

『かぼちゃの馬車事件』を中学生に解るように説明してみます

2018年04月21日 | 伝えたい事
賃貸経営ネタで世間を騒がせておりますね。
①シェアハウスの販売会社スマートデイズ
②高属性サラリーマン(購入者オーナー)
③スルガ銀行

上記3者が大変なことになっておるようです。

スマートデイズは『かぼちゃの馬車』と言う
都内の新築シェアハウスを販売しておりました。
満室だとナカナカ家賃が入り儲かりそうです。

これを高属性のサラリーマンに販売してました。
サブリースでスマートデイズが管理しますので
満室時の9割程の家賃が
毎月入ってくる契約になります。

家賃収入をもらって銀行ローンを払うと
60万円入ってきて50万円をローン返済になるイメージです。

月に10万円くらいキャッシュフローが出ます。

この購入者に融資を出していたのは
スルガ銀行です。
融資審査が鬼のように早くて
他の銀行が融資しない物件でも
融資する!と言うスタンスで有名です。
ただし金利が高いという特徴があります。

このシェアハウス経営は満室が大前提です
しかし
家賃が高いせいで入居率が悪いそうです。
50%くらいの入居率だとか。。。。
家賃でいうと30万円チョットでしょうか。

そうなりますとサブリースで預かっている
スマートデイズはオーナーにに家賃が支払えません。

ここで
『スマン!このビジネスモデルは間違っていた!
 なんらかの是正する!』
となれば問題は大きくならなかったのですが

『サブリースなのでオーナーにはお金を支払わないとイカン!
家賃収入が無いので販売時の利益からサブリース家賃に補填しよう!
その為にはもっと沢山売らなくては!』

こんな作戦を実行したのです。

売り手からすると
勉強をしない高属性のサラリーマンがターゲットです。
バンバン売りまくりました。

2017年秋、スルガ銀行が
『スマートデイズの物件には融資しません!
 土地建物評価が低いしなんだか危なそうだしね』
と言う事で融資をしなくなりました。

スマートデイズの物件にスルガ以外では
融資する銀行はありません。
と言う事は物件が売れなくなりました。

スマートデイズは売買利益が無くなったので
サブリースの家賃が払えません。

オーナーは家賃が入らないのでローンが払えません。
給料から月に50万円ローンで払うなんてチョット怖いです。

と言うか払えなくなった時点で
借金の残債が数千万円あるので破産しかないです(汗)

売る方もヒドイですが
買う方も勉強しなかったのか?
と言う意見が多いようです。

長いので続きます
コメント
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