ブログに載っていた本です。
津村さんの本はやっぱよかです。
アレグリアとは事務機器の名前です。
不具合だらけの欠陥コピー機です。
そのアレグリアの為に仕事が出来ない女子事務員ミノベは
出来損ないのアレグリアを罵倒する日々ば送るとです。
社内の人間関係とアレグリアのダメさに振り回されながら闘うミノベの姿は感動もんです(笑)。
第二章の「地下鉄の抒情詩」は満員電車内の人間模様が描かれた物語です。
満員電車で通勤通学の経験無いけん分からんばってん
自分も電車に乗っているような気になってくるとです。
限られた時間と空間の中で出会う見知らぬ人たちば物語にしてしまう津村さんの本は
やっぱ面白かったとです。