淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読(オロロ畑でつかまえて)

2017-08-24 07:14:04 | 棚の上の本

先日、夏休み恒例の一泊鹿児島旅行に孫4人と娘二人と家内で行ってまいりました。
旅のお供の文庫本は以前ブックオフで数冊購入していた中から
「オロロ畑でつかまえて」ば選んでバッグに放り込んだとです。

選んで大正解でした。
荻原さんのデビュー作やったとに
何でオイは早くに読まんやったとかいなと思ったとです。

物語は
過疎化が進む秘境の村「牛穴村」ばどげんかしようと立ち上がった村の青年団(8名)は協議した結果
東京の倒産寸前の広告代理店と手ば組んである作戦ば計画するとです。

最初から最後まで面白過ぎるとです。
何度も噴き出すとです。
ばってん、ユーモア小説でありながら本質的な人間の在り方ば問うておる
ヒューマン小説とも言えない事も無いと思うとばってん・・・・。

「余計な選評は不要、とにかくお読みになって楽しんでいただければよい。」と
「小説すばる新人賞」の選者「井上ひさし」氏が言っておられました。

まさにその通りだと思ったとです。

そいにしても題名ば「ライ麦畑でつかまえて」ば意識したとなら
それはそれでやっぱ面白かです(笑)。