淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「コンビニ店員」

2017-08-05 12:10:37 | 棚の上の本

芥川賞ば受賞して、ものすごく話題になっていた本やったけん
スグに予約したばってんやっと今日読む事が出来ました。

18年間、同じコンビニでバイトを続けている古倉恵子36歳(未婚)の物語です。

面白かったです。
短時間で読み終えました。

小さい頃から周りに馴染めんで大学ば卒業してからも
コンビニ店員の自分であることでしか自分が見出されない恵子は
世間からは社会不適合者として奇異な目で見られてしまうとです。

普通とは何か?社会の普通と恵子の普通が違っていても
恵子ば応援したくなるとです。
朝のコンビニの音に自分が世界の歯車として動いているのだと実感する彼女。
そんな恵子がいるコンビニに行きたかと思うとです。

そんで
レジの中でフラダンス教室の日程変更やら衣装の色合わせとかば大声で
話しているうちの田舎のコンビニ店員のおばちゃん達にこの本の感想ば訊きたいとも思ったとです。
まぁオイも一緒になって世間話ばしよるとばってん・・・・・・。


読 「ミスター・グッド・ドクターをさがして」

2017-08-04 15:17:09 | 棚の上の本

表紙の写真はきれい過ぎると思います。
医療ミステリーとも少し違う気がします(笑)。

訳あり医者達の転職の世話ばする医師転職斡旋会社に勤める
「国本いずみ」32歳のお話です。

悪徳医者たちを蹴っ飛ばし
医療世界の闇の部分にも立ち向かういずみの活躍と
親友であるキャバクラ経営ばしている「沢渡綾子」との
絶妙な掛け合いの連続で4つの物語はテンポ良く進みます。

これでやっと返却本7冊完読しました。


読 「築地の門出 ヤッさん3」

2017-08-03 16:47:48 | 棚の上の本

 

 

ヤッさんシリーズ第3弾です
豊洲移転に伴い築地での山積する内部問題ば絡めながらのお話です。

今回はやっとヤッさんの弟子タカオとミサキ夫婦の夢が・・・。
物語はいつものようにのヤッさんの活躍の展開で終わったばってん楽しめました。

ばってんこのシリーズは終わるとでしょうか?

 


読 「銀の猫」

2017-08-02 17:44:50 | 棚の上の本

江戸時代にもあった介護ヘルパーは「介抱人」と言われておったそうです。
物語は介抱人として働く「お咲き」の奮闘記です。

ばってん、この時代に高い賃金で介抱人ば雇える家はよかとばってん
貧乏人の家は悲惨かとです。
だからと言うて今の時代が施設やら何やら出来ても
老人介護が家族に及ぼす問題の改善はいつの時代も変わらん
永遠の課題ばってん・・・・・・。

そいにしても朝井まかてさんの江戸人情物語はやっぱよかです。
登場人物への暖かい思いが伝わる気がするとです。  


読(・がん消滅の罠・桜風堂ものがたり・星の子・極悪専用)

2017-08-01 17:31:14 | 棚の上の本

返却日が近づいている本が7冊あります。

そんで目標一日一冊!追われながら読んでおります。
取り敢えずの4冊です。

このミステリーがすごい!大賞受賞作品です。

 余命宣告ば受けたがん患者が、生命保険の生前給付金ば受けた後に
がんがきれいに消滅(完全寛解と言うとです)したとです。
それが何人も続けて(完全寛解)するとです。
担当医師がその謎に挑むとです。
医療ミステリーばってん時間が無いけん前半の癌治療の云々は飛ばし読みしたばってん
最後の意外な結末と謎解きはじっくりと読んだとです
ばってん医療関係の本はやっぱ重たかです。

医療の次は本屋の店員さんのお話です。

万引き事件で本屋ば辞めた青年が、ネットで知り合った過疎の町の書店ば手伝う事に・・・。
よか話ばってん、あまりにも美しく感動の物語過ぎる気がしたとです。
ばってん本屋の店員さんの苦労、大変さは良く分かったとです。
ばってん図書館しか利用しないオイには、そげな事ば言う資格は無かばってん(笑)。



新興宗教にはまり込んだ両親に育てられた娘「ちひろ」
そのちひろの視点で書かれた物語です。

世間から色々言われても、ちひろは両親から離れられんとです。
可笑しくて切なくて不思議な余韻が残る本でした。

余韻ば残しながらのこの本です。

やんちゃが過ぎて極悪人ばかりが住んで居るマンションの管理人助手として
放り込まれた青年「拓馬」は命と引き換えの仕事に怯えながら契約の一年を過ごす事が出来るのか・・・・。

一筋縄ではいかないマンションの住人たちと不気味な管理人のおっさんに立ち向かう拓馬の運命は・・・
大沢さんの娯楽小説はやっぱ面白かったです。

・・・・・・・あと三冊です。