キャンプ&オーディオ&トレッキング

趣味のブログで気ままな独り言を日記として綴っています。

雪の獅子ケ鼻湿原

2019-12-17 22:17:00 | 登山・トレッキング
  
雨の中、鳥海山麓の獅子ケ鼻湿原へ長男と二人で行って来た。この場所は去年5月に続いての再来。道中雪は全く無かったが、山麓が近づくにつれ雪があり、湿原内は20センチ程積もっていた。これ以上積雪が多くなると車が入れなくなるので、今回がギリギリのタイミング。 

  
落葉した湿原を見たくてやって来たが、木道もすべて雪に覆われ、普段山登りで見慣れているようなブナ林が広がっている。

  
木道は雪の下でも「あがりこ大王」まではトレースがあり、30分ほどで到着。周辺の木の踏板はしっかり除雪されており、ここのベンチで昼食をとる。

  
降りしきる雨の中での昼食。この日は異常に気温が高く歩行中は汗が流れる程でも、じっと座っていると冷たい雨で体がどんどん冷えてくる。汗が冷えて寒さに震えている様子。

 

  
「あがりこ大王」の前でツーショット。長男と二人だけで出かけるのはこれが初めて。微妙な距離感が物語っている。(笑)


  
帰りに「奈曽の白滝」へ寄ってみた。季節外れの滝は誰もおらず、鳥海山からの流水が瀑布となり、やがて川下へ滔々と流れていく。

  
チグハグで派手なオジサンの様相。カモ柄のパンツはGripSwanyの難燃素材で裏打ちがフリースの温かいパンツ。ブーツはKeenのOaken。クラシカルなダックブーツデザインでも軽量で防水素材のウインターブーツ。SORELなどよりはるかに軽くて履きやすいが、作りのチープ感は否めない。




岩手山敗退

2019-10-21 22:27:00 | 登山・トレッキング

  
2007年5月以来、12年ぶりの岩手山。2004年に1度登った御神坂口より午前8時30分登行開始。
今年は春から1度も登山をせず、運動らしい運動もしていないのに、いきなり2000メートル級の山は敷居が高いと感じてはいたが、やはり案じた通りであった。
12年間の体力の衰えをもろに実感することになった。

  
頂上まで3時間半くらいで行けるだろうとタカをくくっていたら、鬼ケ城分岐までなんと4時間30分も費やし、結局ここでもう足が上がらず、不動平避難小屋を目前にして頂上まであと少しの所で断念。
山頂は秋晴れの好天で、多くの登山客が登頂していた。

  
馬返しコース方面に遠く8合目避難小屋が見える。
こちらのコースにしておけば良かったと後悔しても後の祭り。
 
  
西南の方向には秋田駒ヶ岳、乳頭山がすぐそばに見える。

  
写真ではわかりづらいが遠く鳥海山も見ることが出来た。

  
そして南東の方向には早池峰山も。

  
山の中腹まですでに紅葉は終わっている。山肌に落葉した白い枝が一面に生えていて、ブナ林とはまた違う不思議な景観だ。

  
これがその木の正体。幹は細くて白く、枝が細く張り出している。白樺の一種か? 

  
この辺が紅葉と落葉の境目。

  
山麓は紅葉が真っ盛り。林間は台風の影響か多数の当リが見られた。

  
当日のGPSデータ。スマホのアプリでは歩行数が28,902歩、距離にして約21.6km。

午後1時に断念し引き返すも結局駐車場へ着いたのが16時40分。下りでも3時間30分以上かかっている。股関節と足裏が痛くて踏ん張りがきかず、山麓の林間コースがこれほど長く感じたのは多分そのせいもあったと思う。


  
思えば2004年10月に単独でこのコースを登った時は、頂上付近で日没となり、頼りのヘッデンを忘れたことに気づき、愕然としたことを思い出す。おまけに携帯電話もバッテリー切れで、自宅にも連絡がつかないという2重苦のなか、真っ暗闇の登山道を手探りで下った苦い経験が蘇る。ボロボロになりながら麓に着いたのはなんと午後11時30分であった。

  
必死になって登っているところを軽々と4人の登山客に追い越された。またすれ違う人達も全てソロの男性で、一見してかなりの経験者風、そしてアスリート系の若者、はたまたトレラン志向の人と、最近では半端なトレッカーの自分とは一線を画す猛者達であった。

  
翌々日の筋肉痛は想像を超えるものがあり、特に階段の上り下りが本当にツライ。

そしてもう一つの災難は、山の駐車場からおびただしい数のカメムシを車に乗せて帰って来てしまったこと。
車の内外に群がる数えきれないカメムシが、昼となく夜となく、ガムテープで取っても取っても現れる。
無尽蔵ともいえるこの状況は一体何なんだ?孵化してるのか?

猛烈な匂いと群がるカメムシにトラウマになりそう。
誰か助けて!


秋田駒ヶ岳で久しぶりの足馴らし

2019-08-26 22:43:00 | 登山・トレッキング
  
久しぶりの更新だったのは、脚が不調で動きが取れなかったから。右の踝外側付近が痛み、そこををかばうようにしていたせいか、同脚の膝にも水が溜まり歩くのも片足を引きずる始末。ようやく痛みが取れてきたので4か月ぶりに登ってみることに。

  
足馴らしにはもってこいの優しい秋田駒ヶ岳。お花の時期も終わってお盆過ぎからは平日に限り車で八合目まで登って行ける。ただ、車がデカいので対向車とすれ違うたびにヒヤリとする。何度かすれ違いざま、道を譲っていただいたりで何とか八合目駐車場へ着く。曇天の平日は閑散としているだろうと思っていたら、以外にも駐車場はほぼ満車に近い状況。

  
脚の具合も問題なく快調に登り、45分ほどで阿弥陀池に到着。男岳の頂上で質素な昼食をとる。ハエが煩く小さな蚊取り線香を焚くと効果てきめんでハエはいなくなった。


  
男岳中腹から阿弥陀池を望む。このあたりから雨が降り出すも、雨具も傘も持ってきていないところは優しい山だとなめ切っている相変わらずの為体。

  
男岳分岐から横岳への稜線を望む。今日は足馴らしが目的のためムーミン谷へは下りず、阿弥陀池小屋へ向かう。昼過ぎからの登行なので今日はここで下山することに。

  
遠くに田沢湖を眺め同じコースを下る。
  
  
夏も終わりを迎え、眼下に一望する田沢湖は秋の到来を告げるかのように光り輝いていた。


  
久しぶりにトレッキングのウェアを纏う。登り始めは暑いのでMAMMUTのTシャツ1枚とボトムスはColombiaのストレッチ七分パンツ。

  
ガスが出て陽が陰ると一気に気温が下がり、TERNUAの薄手山シャツを1枚羽織る。

  
風や雨もパラついてきたので薄手ソフトシェルの出番。今頃の季節にはぴったりのArc'Teryx、Psiphon SLプルオーバー。ウェア自体はなかなかオシャレでかっこいいけど、醜い被写体はご勘弁ください(笑)

無事八合目駐車場へ着き、車のリモコンキーを操作するも、ウンともスンとも言わない。電池切れと判断し、手動キーでドアを解錠し、荷物を積むために集中ドアロックを解除すると、途端にセキュリティアラームがけたたましくなり始めた。ビックリして右往左往するも、こんな時の操作方法を全く知らない。一か八か持っていたキーを運転席のキー差込口に差し込んでACCに回すとようやく音が止んだ!良かった!こんな山の上でセキュリティアラームを鳴らすなんて、なんて馬鹿げた行為で情けない!反省しきりで帰りはこの苦い経験をアルパこまくさの温泉でさっぱり洗い流して帰路に就いた。

キーをウエストバックに入れていたせいか低温による電池の低下が原因か?この後は全く問題なく操作出来ている。今どきの車はいろいろ複雑な構造で戸惑う事が多々ある。


久しぶりの前岳

2019-04-25 21:01:00 | 登山・トレッキング
  
運動不足解消のため是が非でもとの思いから雨模様の中、前岳へ向かった。

  
久しぶりの登行は小ぶりの雨の中、湿度はもちろんのこと気温も思いのほか高く、大量の汗に見舞われバテバテとなった。それでも前岳頂上付近には残雪が所々にあった。

  
晴天のブナ林も気持ちがいいけれど、霧中は幻想的な雰囲気が漂い、これはこれでまたいい。
 
  
石仏群も静かに佇んでいる。先人たちは五穀豊穣を願い、重い仏像を背負いながら山岳信仰に勤しんだのだろう。現代人にとってその想いは計り知れないものがある。

  

   
普段はアースカラーが多いスタイルでも、今日は久しぶりのトレッキングで「赤」にしてみた。
トップスはPOLEWARDSの長袖ウールTにMarmotの半袖ZIPT、ハットはOUTDOORRESEARCHのシアトルソンブレロ、ボトムスはMOUNTAIN EQUIPMENTのストレッチパンツ、ブーツはMEINDLを選択した。


雨はほとんど気にならない程度で傘や雨具の出番はなかった。GRANITE GEARのザックカバーも装着しただけ。

  
今日の登山者は若者5~6人の団体客と午後から登ってきたこれもまた若い人で、珍しく高齢者はいなかった。自分がおそらく最高齢?午後から用事があったので前岳で昼食をとりザ・ブーンで汗を流し帰路に就いた。


再チャレンジ~敗退

2019-01-24 18:09:00 | 登山・トレッキング

冬型の気圧配置により真冬日となったこの日、再び前岳に向かった。道中は風雪が激しく時折視界不良になることも。


3日前と同じ金山滝より入山。ダメなら途中で諦めようと軽い気持ちで登り始める。樹林帯は快適でも気温がかなり低く、OUTDOORRESEARCHのミトンでも指先がジンジンと冷えて痛くなる。


樹林帯を抜けると先行者は引き返したらしくトレースが無くなる。
今回はゲイターを装着していたのでラッセルをしながら進むも、いよいよ風雪が激しくなり積雪も太腿までになったので、ワカンも無いことからここで断念。


途中で青空も顔を出すが、気温は低いままで風も収まらない。


麓では天気も穏やかになり、雪の川面がキラキラと輝いている。


   
3日前と同じアウター。DIAPLEXはストレッチが効いた完全防水のハードシェル。悪天候で威力を発揮するとても信頼のおけるジャケット。

   
ザックはニューロゴのバックカントリー用Gregory。荷物をミニマムにしているのでスタミナに余裕がある。

   
3日前と違うのはミッドレイヤーをMAMMUTのアコンカグアからPatagoniaのR2に替えたこと。気温が低かったので、より保温力のあるフリースを選択したが、樹林帯の登行では暑いくらいで少し汗をかいた。Polartecのフリースでも素材の違いにより保温性が結構異なることを知った。