
LUXMANが1977年に発売したラボラトリーリファレンスシリーズ用に設計されたトーンコントロールアンプを入手した。

他に同シリーズのプリアンプとパワーアンプを持っているので、是が非でも欲しかったトーンコントロールに特化したアンプ。

外観はあまり良い状態ではなかったが、内部は若干ハンダの劣化が見られるものの比較的きれいで接触不良も殆ど無い状態であった。
最近ではオークションで故障品(ジャンク品)であっても人気商品は結構値がついて、以前のように格安でゲット出来ることは皆無に等しい。
想像するにジャンク品を買い集めた中古販売業者が修理をして高値で再販するという構図があるのかもしれない。
逆に考えれば故障した製品も高値で売却できるというメリットもありそうだ。

これでLUXMANの5M21、5C50、5F70と3部作がそろった。なんと当時の価格でしめて486,000円、これにグラフィックイコライザーの5G12を加えると631,000円のスペシャル価格。当時の大卒の初任給が約10万円で現在が20万円、その差が約2倍と考えると、今では100万円にもなる驚きの価格。
もっとも現在ではアンプ単体でも100万円を超える製品はザラにあるから驚いてもいられない。
残念ながら5G12は殆ど市場に出回らないので入手は極めて困難。
音はトーンコンにより低域の量感を増すことが出来、ラックストーンの艶やかさに加え、少し荒削りな所も作り出すことが出来る。
さらにルームアコースティック機能により、音場感も広がった気がする。どちらかといえばクラシック向きな優等生ぽい音を様々な音楽のジャンルにも対応出来る機能を持った機器と言えそう。

DIATONEのスピーカーは音がいい!昔からよく言われた通り、実際歯切れが良く低域が締まっていてジャズやロックを聴くならDIATONE、そしてSANSUIのアンプとベストマッチで当時随分人気を博したものだった。

そんなDIATONEの古いスピーカーには耐久性を高めるためにウーファーのエッジに繊維を練りこんだ特殊なエッジを採用していた。
しかし、このビスコロイドという素材が経年により硬化して、コーン紙が動かず低域の出音が鈍るという現象が起きてしまった。
その為、残念ながら古いDIATONEのこのクロスエッジを採用したスピーカーの中古相場は総じて値崩れしてしまった経緯がある。
2年ほど前にネットでこのエッジを軟化する薬剤を入手し、丹念に塗り込むと軟化し、低音もそこそこ出るようになった。
先日暫らくぶりにエッジをチェックすると、部分的に硬化している個所が見つかったので、余った薬剤を再塗付した。これにより、エッジが再び軟化してコーン紙もかなり動くようになった。暫くの間エージングで低音が増量しているか見極めたい。