1年前のトランジスタアンプ類。試験的にいろいろやってみたくてお手軽マルチアンプにも挑戦した。アメリカHarmanKardonのパワーアンプ3台とMarantzのパワーアンプ2台でそれぞれ3Wayと2Wayのマルチアンプを組んでみた。3WayのチャンネルデバイダーはTRIO製、(右上)2Wayは雑誌付録のFOSTEXを使用。SPは3WayがPioneerのトールボーイにホーンスコーカー+Fostexスーパーツィーター、2WayはフランスJm-Labのトールボーイ(現Focal)にLow・Highのマルチアンプ接続としていた。
下段は左から真空管プリ、同じく真空管プリ、下Phonoイコライザー、SPセレクター、上USBDAC、下真空管ラインアンプ。最下段左LUXMANプリメイン、CECのCDP。
HarmanKardonのパワーアンプは発売時10万円で100Wのパワーを誇る過去にスゥエーデンの国営放送でも採用されたコスパの優れた良いアンプ、かのJBLスピーカーを鳴らす標準アンプともいわれた。漆黒の無表情の面構えに赤いPランプ、電源投入時のポップ音が気になるが質実剛健の丈夫なアンプ、スリムでも重量は13㎏ほどある。アイドリング電流がずれていたのか1台だけかなり発熱するアンプがあったので、半固定ボリュームを調整したら発熱が収まった。本当はテスターで電圧測定をしながら規定値に調整しなければならないのだが...
Marantzのパワーアンプはかつて安価で音が良いとの評判がネットで流れ、マルチアンプ入門派に流行った経緯がある。全体的に作りはチープだが、ドイツWBC社製のSP端子やインレット式ACケーブル等要所ではピュアオーディオを意識した作りにはなっている。安くて軽く発熱もないのでマルチアンプの入門にはうってつけ、それなりの音がするので現在も手放せないでいる。
古いTRIO製のチャンネルデバイダー、作りはしっかりしていて良かったのだが、何分古い機器なのでホワイトノイズが多く、手放してしまった。その後パッシブ型のマルチチャンネル用のアッテネーターを経て現在PA用のチャンネルデバイダーを使用しているがこれもノイズが多く辟易している。バランスとアンバランスの変換用コネクターが原因という説もあったが、ケーブルをバランスにしても改善されなかった。
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