はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

箱根へ

2013-07-18 00:24:30 | 旅行・国内

5月下旬に手術をし、傷も落ち着いてきたので湯治の為箱根へ二泊三日で行ってきました。

お宿は、藤田観光のB&Bパンシオン箱根。
色々なお風呂を楽しめるユネッサンと同じ藤田観光の施設で、小涌園にあります。
近隣にはユネッサンの他、藤田観光の複数の宿泊施設があります。
B&Bパンシオン箱根は温泉地には珍しくシングルのお部屋が多い宿で、朝食付きで格安で泊まれて、単身での旅行に向いています。
私は、富士山世界遺産登録記念一泊2,230円のプランを予約しました。

初日はまず新宿駅へ行き、小田急の窓口で「箱根フリーパス」を購入。
三日間有効で5,500円です。
箱根フリーパスを買うと、小田急線の運賃と箱根を走るバスやロープウェイ、海賊船などに乗り放題で様々な施設で割引があるのです。

行きは急行を使い小田原で乗り換えて箱根湯本まで。
約2時間の電車の旅です。
お昼過ぎに箱根湯本に到着し、すぐにバスで宮ノ下方面へ。
箱根はもっと涼しいかと思ったら、東京と変わらず暑い・・・・
宮ノ下の富士屋ホテルへ。

  

  

こちらにはとても泊まることはできないですが、せめてお食事だけでも~とランチを。
メインダイニングルーム「ザ・フジヤ」で、噂に聞いていた、2,400円のビーフカレー。
カレーの付け合せは6種類。
チャツネやピクルス、福神漬、らっきょう、レーズンなど。
銀のフォークで食べます。
お値段だけあってお肉が立派、美味しいです。
それほど辛くなかったです。

 


お食事の後は外を廻って写真を撮っていると、スタッフから資料展示室の見学を勧められ、展示室を見たり館内をウロウロ。
和風でもあり西洋風でもあり、不思議な建物。
宿泊者よりも、ランチやお茶に立ち寄ったお客様の方が多い感じがしました。
こちらにはプールもあって、暑いから入りたくなりました。
展示を見て、少し体調が悪くなってきた為ロビーでしばらく休憩。

泊まる予定のホテルのチェックインの時間も過ぎたので、クロークに預けていた荷物を受け取り、バスで小涌園へ。
バス停で降りるとすぐにコンビニがあり、この日はもう夕食を外に食べに行く気力がなかったので、コンビニでお弁当や飲み物などを買い、すぐ近くの箱根ホテル小涌園の前でシャトルバスを待ちました。
ユネッサンや泊まる予定のB&Bパンシオン箱根、箱根ホテル小涌園などを回るシャトルバスがあるのです。
やってきたシャトルバスに乗り、ホテルへ到着。
フロントで二泊分の料金を払い、関連施設の割引券などを貰いました。

お部屋は三階。
お部屋などの写真撮るの忘れた・・・・
B&Bというだけあって館内はとてもシンプルな作りで、部屋もベッドとテレビがあってかなり狭いですが圧迫感はありません。
出窓があって明るいし、窓からは山の稜線が見えます。
通りから離れているので車の音などは聞こえません。
周囲は静かだけど、他の部屋の人の声などはかなりうるさかったのが難点でした(汗)
宿泊者は比較的外国人が多かったように思います。
お風呂とトイレは部屋にはありません。
冷蔵庫は部屋についており、買ってきた飲み物を冷やせます。
各階に給湯室があるので、温かい飲み物が飲みたい時は持ってきたステンレスのマグカップにお湯を貰いに行き、ハーブティーなどを飲みました。
階によっては給湯室に電子レンジがあり、またシャワールームもあったようです。

まだ明るいうちにさっさとお風呂に入りました。
お風呂は一階に大浴場があり、もちろん温泉。
温泉は気持ちよかったです。
寝巻きなどは有料で、Tシャツとスウェットパンツとバスタオルも持参。

部屋ではテレビを見たり持ってきた本を読んだりぼーっと過ごし、お腹がすいてきたので買ってきたコンビニ弁当を、給湯室の電子レンジで温めて食べました。

二日目は、朝風呂に入ってから朝食会場でパンをいただきました。
パンは関連のホテルで焼いたものなのか、なんとなく温かく、種類もたくさんありました。
コーヒーとアップルジュースも自由に飲めます。
パン、美味しかったです。
一個のサイズが小さいのでたくさん取ってしまいました。

食後、バスで小涌谷まで行き、箱根登山電車で強羅まで。
箱根登山電車の名物車掌さんに会いたかったけど、今回は出会えず。
強羅からケーブルカーで早雲山まで、早雲山から大涌谷までロープウェイに乗ります。
ロープウェイにはエアコンはついていないので、車内に団扇がたくさん備え付けてあり、他の乗客の皆さんと外を見ながらひたすら仰ぐ。
お天気が良いからサウナのよう・・・・
期待していた富士山は雲が多く見えず・・・
ロープウェイで真上から大涌谷を見ましたが、すごい光景です。
硫黄で土があちこち黄緑色。
谷の上の方では煙が出るところも。
大涌谷でロープウェイは乗り換え。
噴煙地まで歩いていけますが、根性無しで病後の私はさっさと断念し、大涌谷駅の上にある食堂で大涌谷カレー(温玉付き)を食べました。
二日連続のカレー(笑)
箱根フリーパスだと、この大涌谷カレーが100円引きになるのです。

  

食堂で食事をして暫く涼んでから、大涌谷から桃源台までロープウェイに乗ると、芦ノ湖が見えてきます。
桃源台からは海賊船で芦ノ湖を渡り元箱根港まで行きました。
海賊船に乗るのは二度目、前回は甲板から景色を眺めましたが、暑いので船室で座って外を眺めます。
海を行く船と違って湖は揺れなくて良いですね。
船酔いにならない。
元箱根港に着いて、歩きで箱根神社へ。
もうこの時点でバテバテ。
箱根神社はパワースポットで最近は注目を浴びていますね~。
境内でお水を戴き、湖畔を歩きながら再び元箱根港へ。
成川美術館や箱根の関所を見学したかったのですが、バテバテの為諦めました。
バスも暫く来ないので、元箱根港の海賊船の待合室の売店でソフトクリームを食べました。
ここも、箱根フリーパスの特典でソフトクリームが大盛りになるのです。
もちろん大盛り。

バスで小涌園まで戻り、ユネッサンの敷地内にある森の湯という日帰り温泉施設に行きました。
いただいた割引券を使用。
まだまだ日が高く、疲れていたせいか露天風呂は熱かったです。
お湯から出ては水を浴び、休憩しながらの繰り返し。
夕方になったので、ユネッサンの中にあるイタリアレストランで夕食。
こちらも割引になったので、パスタやライスコロッケ、サラダ、ガーリックトースト、ドリンク、デザートがついたセットを注文。
パスタの写真を撮るのを忘れましたが、ポルチーニ茸が入ったクリームソースのパスタ。
美味しかったけど、生麺でしたので水を飲みすぎて胃の中で膨らんだのか物凄い満腹状態に・・・・・
破裂しそうなお腹を抱えて店を出て、ユネッサンの玄関でシャトルバスを待ち、ホテルへ。

三日目も朝風呂に入ってパンをいただきチェックアウト。
バスで箱根湯本まで行き、改札口に近いコインロッカーに荷物を入れて、バスで元箱根港へ向かいました。
芦ノ湖畔の山のホテルへ行きたくて、元箱根港のバス乗り場でホテル行きのシャトルバスを待ちます。
山のホテルに到着し、ホテルよりもさらに湖近くに建つサロン・ド・テ ロザージュへ。
テラス席に座ろうと思うも暑いから室内の席に。
お昼時だったけど朝食の時間も遅かったため、食事ではなく、こちらの名物のりんごパイを。
目の前で綺麗に盛り付けるドレッサージュをしていただけるのです。

 

こういう風に盛り付けるところ見る機会はあまりないので面白かったです。
今度行ったときは、パンシチューを食べたいな。

元箱根港に戻り、また海賊船に乗って昨日とは逆のコースを辿ります。
海賊船は何隻かあって、昨日とは別の船でした。
こちらの方が新しいようで作りも若干違っていて、船内にエレベーターが付いていました。

 

桃源台に到着。
桃源台駅のレストランで、またしてもカレーの昼食。
三日間連続のカレー(笑)
ロープウェイで大涌谷へ、大涌谷から早雲山まで乗り、早雲山からケーブルカーで強羅まで。
またしても富士山は見られず。
強羅から箱根湯本までは箱根登山電車。
またしても、名物車掌さんには会えず。
箱根湯本に着くと、今度は湯本温泉の天成園に行き、こちらのお庭の中にある玉簾神社にお参りして、玉簾の滝と飛烟の滝で眺め、お水を戴きます。
こちらの玉簾の滝もパワースポットとして有名です。
私と前後してやってきた外国人カップルが、いきなり滝の前でプロポーズを始めてしまってびっくり。
男性が跪いて、求婚の言葉を言って女性に指輪を嵌めていました。
私は滝の前のベンチに座って休んでいたらいきなりはじまってしまい、つい一部始終を見てしまいました(笑)
女性が求婚を受け入れ、熱い抱擁の最中に知らずにやってきた親子連れ・・・・
お熱いカップルを残して、私はさっさと箱根湯本へ。

 帰りはさすがに疲れたので、急行ではなく乗り換え無しの特急を使いました。
真っ赤な夕日を見ながら新宿までらくらく。
帰宅して片付けをしたり買い物に行って大量に発汗したせいか、熱中症のような症状になってしまいました。
折角湯治に行ったというのに、病後の体力の無さと今年の猛暑を甘く見ていたようで・・・・・

皆様も、熱中症にはお気をつけて。 


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