都をどりの季節になると、祇園甲部の芸妓さん、舞妓さん達は「中島田」という髷を結います。
お揃いの衣装に桜の花簪を挿した芸舞妓さん達に良く合う髪型です。
ずっと憧れていたこの髪型を初めて結っていただきました。今のこの時期だけしか結わない髪型です。
お正月や正装時の舞妓さんが結う奴島田と中島田とは同じ島田髷ですが、奴島田はかもじにべっとりと油が塗られていて、舞妓さんの髪型の中でも一番髷が重いと言われています。
中島田はかもじに油は塗られていないので奴島田よりは軽くコンパクトです。
この時期は、都をどりでをどり子として参加される若手の芸妓さんも舞妓さんも、同じこの髪型の為、芸妓さんを舞妓さんと勘違いされる人が沢山いるそうです。
舞妓さんは地毛結い、芸妓さんはカツラというイメージが強いので。
だから、お座敷に向かう芸妓さんを見て、あの舞妓さんはなぜ留袖を着ているのか?と言ってくる事が良くあるそうです。
春の祇園甲部ならではの光景です。
※画像はすべて私が舞妓変身した時のものです。
なお、奴島田に関してはhttp://blog.goo.ne.jp/haginon/e/11fe9a990389ffcd066aa3552f39d597の記事をご参照ください。
中島田髷の根掛けに関してはhttp://blog.goo.ne.jp/haginon/e/97be85a50e460dd0dc986e85bec41f5dの記事をご参照ください。