大自然を感じ取る

空気は冷たいが、
日差しがありのどかな気候…、野沢菜の収穫に出掛けた。

気温は８℃、農作業をしていると次第に汗ばんできた、
しかし収穫作業に慣れ、没頭していると、
疲れと共に知らないうちに下半身がかなり冷え込んでいた、
防寒対策が中途半端である為、無理は禁物だ。
１０kgぐらいの収穫で、引き上げることにした、
午後３時前だった。
畑に隣接する防風林の木々は、すっかり葉を落とし、


その奥までずうっと見通せるようになった、


落葉は色あせて寂しいが、
西日が奥まで差し込み、
明るい感じにその表情を変えていた。


何処までも澄んだ青い空、
疲れているだろうこの肺を大きく膨らませ、
胸一杯に空気を吸い込む…


柔らかに流れる山の稜線を見ながら、
疲れているだろう、この目を休める…


農作業だけが目的ではないから、
この地に来て、この空気に包まれながら、
この大自然を感じ取ることが私の楽しみなのだ、
体が動かなくなるその時まで…。


お隣は、ご主人が一人で収穫後の畑仕事をしていた。
汗だくになって、堆肥をすき込んでいた…、
この時期に行う事が良いとのことだった。