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父の仕事柄転校繰り返す中2少女=理(さとる)。まあ、転校生としての立ち振る舞いなら慣れたもんさ・・・で、今度の転校先は同時2名?もう1名が何やら訳あり・・・地元の名士の血筋でお家事情で、学校でも家でも総スカン=本人もかなりの「ツン」な美少女が捜しているのは父の死体??ポジティブ理は、彼女に冷たくされながらもしつこく付きまとい共に、彼女の父の死にまつわる過去の事件を探る・・・したら大事に???そんなですか?
ポップでサラッと軽く読めます。事件起こってからのスリルとスピード感?なかなかです。なんてったって、探偵役な理は割と野獣の勘系?強引にガンガンと「はい!はいっ、はいっ、はい!」と謎をポイントポイントで解いていくので・・・まあ野獣の勘ゆえ強引に正解を導く感じがミステリィとしては荒かったりするのかなとかも。でも個人的には、それも気持ち良いので「なんでやねん?」は多分言いっこ無しでOK。回収されて無い伏線は・・・油断してたら・・・一気に・・・ああ、そこで!まあ「転校クラブ」置き去りじゃ不味いしね。そうですか・・・この人らしいラスト、好きですよ自分は。と言うか、ラストでこの作品に対する感想がワンランクアップですね。
非常に面白かったです。