運命の出会いを予知夢で見たOL月子は、その事を同僚の小夜に伝える。適当に聴いてた小夜だが、面白半分に二人で飲みながら彼女の運命の男のモンタージュを作ってみた。そしたら・・・出来上がった顔は小夜の知るある男にそっくりだった。実はXXな彼を意地悪な気持ち半分で月子に紹介した・・・所から事態は思わぬ方向へ動き出す・・・って感じですか?
なんと、巻末に作品解説を兼ねた「ハルチカ」登場の初野晴による短編小説が・・・帯やら裏のあらすじにも書いてあったんだが、気にせず読んでて、小さく驚き得した気分。内容や空気感もデザートとしてばっちり。
本編の方はテンポよくサクサクと読めます。結果的に、短い中にかなりのストーリーを詰め込んでる感じで、それ故のスピード感。もっと長編に、こってりとも仕上げられたんだろうけど・・・・それをしなかった潔さが素敵。もうちょっと読みたいな・・・くらいが良い感じ?「佳作感」がナイスです。
おまけ小説込みで・・・・非常に面白かったです。