認知症で日々記憶を失くしていく老人と、息子を亡くしたその娘と、虐待の末の事故で記憶を失った少年が、一緒に暮らす・・・父を憎みながらも介護を始めた千沙子はある日親友と飲んだ帰り・・・親友は飲酒運転の果て少年をはねてしまう。でも、その子がなんかおかしい・・・気を失っているが、ずぶぬれで足にはロープが結ばれ・・・親友から「なんとか内緒に・・・」と請われ、気を失った少年をそのまま家へ連れて帰った千沙子。介護をするうちに蘇る亡くした息子の面影・・・そして意識を取り戻した少年は記憶喪失になっていて・・・ そんなお話。
なんというか、結構ずっとジメっと話かなあと思わせて、まあ「そこに愛はあるのか?」的なお話なんだけど・・・とりあえずハプニングもありがちで、収集もお約束のハッピーエンドなんだけど・・・なんだろ?ちょっと良かったな・・・何かが自分の位相にあったのかな?ベタながら、ほんのりスパイスが効いてるから?ちょっと楽しかったし、嬉しかったし、ホロっと来た。
面白かったです。