ヒポクラテスのXXシリーズ?法医学物の第6弾。
2020年の初頭、新たなウィルス=COVID19が世界をパニックに追い込む。そしてそれは日本にも。そんな中、古手川はある女性の訪問を受ける。新型コロナで急逝した通販会社の創業者の姪だと言う彼女は「叔父がコロナで死ぬはずがない、だって1本1000万もする未承認ワクチン打ってたから」と??? その創業者の遺体をなんとかかんとか浦和医大法医学部に持ち込んで司法解剖したところ、そのワクチンはどうやらヒ素系の毒であったことが判明する。偽のワクチンを使った殺人事件??そして第二、第三の犠牲者が・・・被害者のはずの被害者たちは「鼠」にすっぱ抜かれた記事のせいでコロナ禍の鬱積でおかしくなった「世間」の袋叩きにあう・・・果たして犯人の思惑は・・・と言う感じでしょうか。
つい数年前のコロナ禍パニック、そういえばそう言う空気だった←自分は妙に楽観してたけど・・・冷静に見れるこのタイミングでのテーマの取り上げはベストなタイミングだったかも? 小説の中身は安定のハイクオリティで、前に読んでた小説難航したこともあって楽しめました。
前述の効果もあり、非常に面白かったです。
過去作の感想↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「ヒポクラテスの誓い」 中山 七里
「ヒポクラテスの憂鬱」 中山 七里
「ヒポクラテスの試練」 中山 七里
「ヒポクラテスの悔恨」 中山 七里
「ヒポクラテスの悲嘆」 中山 七里
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