乙一のB面? 中田永一作の"少年少女向け"小説・・・
ダンプに曳かれて死んだサラリーマンの主人公が、かつて出会いずっと好きだった「アニメ」の悪役=城ケ崎アクトに転生する。この物語ではヒロインが白血病で死に、そして素晴らしい声を届けてくれた声優も現実世界でその後すぐ亡くなっていた・・・城ケ崎アクトに生まれ変わった主人公は運命を変え、彼女=葉山ハルが生き続ける世界線を作るため奮闘する・・・極悪だったアクトの変貌に最初周りは驚くがやがて彼らも変わっていき・・・しかしそれでも葉山ハルは白血病にかかってしまう・・・そして・・・どうなる???って感じですか。
分かりやすくて良いですね。少年少女用だからか・・・ まあマンガ的な良さですかね。分厚いページ数も、これまたわかりやすさと少年少女向けのポップさゆえかサクサク読めます。無駄な仕掛けは無く、ひたすらただし方向に物語が進み大団円と言うひねりの無さもむしろ潔く、素直な気持ちでおっさんが読んでもなかなか味わい深いですww
面白かったです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます