美韓 - HangMine -

韓国の趣をお話ししましょう

映画ミナリ

2021年04月03日 | 韓国映画

「ミナリ」を観てきました

母国を離れ、他国で生きていくのはどんなに大変なことだろうか・・・

移民が生き抜く様

というと重~い感じになるところだけど

*以下ネタバレあり

ユン・ヨジョンさん演じるおばあちゃんは

韓国で力強く生きてきた様を孫達にストレートに見せる

 

お土産は、ゆがいた栗

しかも自分で噛んで割り、孫に食べさせようとする

 

心臓の弱い子供に「走るな」と気遣う親に対して

子供はそれほど弱くないと「気にせず走れ」と言い

 

おばあちゃんはクッキーを焼く物だと思っている孫に

花札を教え

 

入ってはダメと言われた場所へ孫を連れて行き

海外持ち出し禁止の植物の種、芹(韓国語でミナリ)をこっそり川辺に植える

「芹はどこでも育ち、貧富の差別なく腹を満たしてくれる」人を幸せにすると

 

蛇に石を投げようとする孫に

「投げるな、見えている物は怖いくない、見えない物こそ怖い」と言う

 

心臓が弱く、死んでしまうのではないかと怯える孫を

しっかと抱きしめ、受け止めるおばあちゃん

 

生きてきた様を、孫達に包み隠さず表現するおばあちゃんの姿を

ユン・ヨジョンさんは見事に演じていらした

孫達との絡みは、この映画のタイトル「ミナリ」芹は2度目の収穫からが本当の味

という伏線にぴったりとハマっていた

 

都心から離れた場所では、子供たちに何かあったらと

心配する親とは裏腹に

自然な環境が、心臓の弱さまでも打ち消して行っていた

 

様々な差別といった問題点をも

家族が暮らす様の中に、本当に上手く表現されていた

 

前アカデミー賞を受賞した「パラサイト」ほど

強烈な印象があるわけではないけれど

アメリカ映画ながら「韓国」を素材にし

日本のアニメとは違った立ち位置でアジアの味を見せつけた「Minari」

26日を楽しみにしたい

少なくとも、助演女優賞はユン・ヨジョンさん!

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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Minari

2021年02月27日 | 韓国映画

¨パラサイト” に続くか!

と言っても「ミナリ」はアメリカ映画

3月15日にアカデミー賞の候補が発表されるそうですが

このミナリは確実でしょう!

 

アメリカ映画ですが、俳優は韓国人、言葉は韓国語です

1980年代、農業でのアメリカンドリームを夢見て移住した家族の物語

ミナリは韓国語で芹の意味で

たくましく根を張り、2度目の収穫時が最も美味しいことから

我が子の世代が幸せであって欲しいと願う

親世代が懸命に生きるという意味がこめられたタイトルだそうです

 

おばあさん役のユン・ヨジョンさんは、韓国ドラマに欠かせない女優さん

結婚後10年のアメリカ暮らしで、英語が流暢な方です

そのユン・ヨジョンさんが冠タイトルの「ユン食堂」

こちらは韓国のバラエティー番組ですが、本格的に料理を振舞い

シーズン2では、スペインでの「ユン食堂」で

お客さんと交わす英語が素敵でした

 

その「ユン食堂」には、イ・ソジンさん、チョン・ユミさん、パク・ソジュンさんの4人

スペインのガラチコに韓国食堂をオープン

ユン・ヨジョンさんがオーナーシェフ

ホール担当がイ・ソジンさん、社長って感じ

厨房担当が、大好きな女優チョン・ユミさんと梨泰院クラスのパク・ソジュンさん

 *こちらのチョン・ユミさんは、82年生まれキム・ジヨンに出演の方のことです

ビビンバ、チャプチェ、タッカジョン、カルビ、ホットク等をスペイン人に提供!

皆、美味しいと大評判で、4人の自然なやり取りが本当に素敵な番組でした

 

見ていて思ったのが、やはり英語が喋れるのはカッコいい!

イ・ソジンさんも流暢、ユン・ヨジョンさんも流暢!

イ・ソジンさんは年齢もあり、物腰が落ち着いた感じで、まあ素敵過ぎ!(笑)

スペイン人にもハンサムって言われてましたよ~

 

映画「ミナリ」は3月19日、日本のTohoシネマ系で公開予定です

パラサイトに続いてオスカー取って欲しい!

73歳ユン・ヨジョンさんファイティン!

 

 

 


 

 

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マルモイ

2020年12月27日 | 韓国映画

今年は新型コロナで、身動きが不自由でした

いつ、誰と、どこへ行こうと

なんの障害もないということが

どれほどの事なのか

思い知らせれた年でした

 

2003年から渡韓がスタート

ほぼ、年1回のペースが16年間続きました

なので17年目にして初めて韓国に行かない年・・・

だったのです

 

経済や医療・介護

たった1年、身動きが不自由なことが

一大事だった・・・

 

なら、母国語が禁止されたらどうだろう

それは想像しがたい

映画「マルモイ」を観てきた

日本人には心が痛む映画だ

 

 

映画にちなんで“栞”が配られました

 

1940年代に母国語である朝鮮語を守り

辞書作りに邁進する

方言も集めていく

仲間と一致団結しながら

 

そんな人達のお陰で

今、韓国語の辞書を片手に勉強できるのかもしれない

私は、韓国語が好きです

 

 

 


 

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映画82年生まれ、キム・ジヨン

2020年11月28日 | 韓国映画

原作本は日本でも話題になり

同世代の女性に共感を呼んだと、某N〇Kでも特集されていました

 

かなり遅れて(笑)観ようと思ったのは

ジヨン役が、チョン・ユミさんである事が分かったからでした!

彼女は“キム・ジヨン”と同世代、83年生まれだそうで

私が知ったのは「ライブ」という警察官のドラマでした

その演技から注目していると、「ユン食堂」というイ・ソジンさんと

バラエティー番組にも出演

今回の映画でも、キム・ジヨンを見事に演じていて

観て良かったです!

 

83年生まれということは、もう30代後半・・・

原作本とおりに、結婚し子育てをしている世代です

祭事を行う前の、大量の料理を作るのは女性の仕事

そして、いざ祭事の時は男性が執り行い、女性は後ろに立っています

韓国のそうした事を知りながら見れたので

まだ理解できましたが、知らずに見た人は不思議な光景かもしれませんね

演じたユミさんは、どのような思いでこのジヨンを演じたのでしょう

 

精神を病み、憑依した自分の娘を見た母のシーン

母役のキム・ミギョンさんの演技はザ・女優!

夫の家族との付き合い、社会の目線・・・日本とあまり大差ないような気がします

女性が子供を産み、仕事をし、家庭を両立する

いったい何役をこなすのでしょう?

 

私が勤める会社では、結婚しても子供を産んでも

続けている人がほとんどでした

今では社宅に保育所もあります

でも、82年生まれでなくても

原作本や映画に共感し涙する女性がいる事実

それが事実です

映画館は女性だけでした

 

 


 

 

 

 

 

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タクシードライバー

2020年05月31日 | 韓国映画

お家時間も悪くない

本気でこの頃思っている…

ケーキを焼いたり、ジャムを作ったり

余裕がないと、できないんですよね~

 

そんなお家時間

ネット配信で観た韓国映画「タクシードライバー」

韓国の全羅南道光州市で起こった“光州事件”が題材

その当時の実話を基に描かれています

 

ドイツ人の新聞記者を乗せてソウルから光州へ!

稼げると思い車を走らせるも、光州で武装闘争を目の当たりする

ドイツ人記者はこの惨劇を全世界に発信しようと決意

そして主人公のタクシードライバーも・・・

 

くしくも今年は、その光州事件から40年だそう

新聞に「癒えぬ傷」と記事が掲載されていました

全羅道には行ったことがありません

コロナ収束後、名物料理(そっちですか!)を食べに

出掛けたい町です

 

 

 


 

 

 

 

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