美韓 - HangMine -

韓国の趣をお話ししましょう

美韓地区2012

2012年12月30日 | 韓国雑感

60年に一度の黒龍年もあと2日ですね

今年は念願の韓国“外島”(ウェド)に行くことができました

それもニューヨークに住む幼馴染のお陰です!


今更ながら、韓流の波に乗った彼女 どうして初韓国が「外島」なのか?

彼女はこう答えました 「あそこは“始り”でしょ」

ふむふむ・・・?外島は冬ソナの“最終話”の舞台だけど・・・


でもよく考えると、外島で再会したチュンさんとユジン二人の人生は

あそこから“始まる”・・・終わりではなかったと


サルビアの咲いた道を、石蹴りをしながら帰っていた幼かった私達

日本とニューヨークと離れて暮らしながら、同じ“韓国”というキーワードにはまると言う

奇遇というか、変というか、不思議な縁です・・・


60年に一度の黒龍年がもたらせてくれた、念願の外島行きは

私達にとって、様々な意味での “スタート” のような気がしました


皆様も、何か夢が叶う、佳き新年をお迎え下さい

?????(カムサハムニダ)ありがとうございます



☆おまけ☆

冬ソナの放送から4月でまる10年・・・

だからなのか、某主役の男性が「最初から今まで」を歌ったCDが出るらしい

身内が下手な歌(ごめんなさい)を人前で歌う恥ずかしさ。。。

といった落ち着かない心境です 




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柚丸

2012年12月25日 | 美味しい韓食

寒い冬は、身体を温めるホッとする飲み物が欲しくなりますね


韓国の伝統茶、柚子茶、五味子茶(オミジャ)などはいずれも、

身体の気を整えたり、血の巡りをよくする自然治癒力がアップされるそう!

韓国ではそんな伝統茶のお店が普通にあるのが特徴かもしれません


そんな伝統茶の代表はやはり「柚子茶」

日本でも冬至には柚子湯に入って、身体を温めますよね

私は先日、柚子は柚子でも「柚子の酒」を頂きました!


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ノロウイルスで行けなかった職場旅行のお土産だったのですが、

そのお酒は、壷坂酒造さんの清酒をベースに、天然ゆず果汁と、竜舌蘭エキスを使用した

ノロウイルスもタジタジ・・・!の濃いい味わいでした ^^


それもそのはず、竜舌蘭(りゅうぜつらん)はテキーラの原材料です

何で知っているかと言うと、会社で竜舌蘭の花が開花したのを見たことがあるのです

竜舌蘭は100年目に開花するということから、英名は「Century Plant」


このお酒「柚丸」ゆずまるによると、元々はネイティブ・アメリカンが甘味料として

竜舌蘭の球根を切りそこから染み出るシロップを食用にしていたそうです

ゆず茶でも、ゆず酒でも!健康で頂ける幸せ!

温かいクリスマスを!!



☆おまけ☆


韓国に行ったら是非、伝統茶を飲んでみてください!以下はほんの一例


水正菓(スジョングァ) : ショウガと桂皮、干し柿が入ったスパイシー&フルーティーなお茶

テチュチャ      : 干したナツメを長時間煮込んでハチミツを加えて飲むお茶

人参茶(インサムチャ)   : 高麗人参茶 ご存知万能薬!

雙和茶(サンファチャ)    : 甘草、芍薬など数種類の韓方薬を長時間煮込んだお茶

シッケ         : 炊いたもち米を麦芽粉で発酵させた甘酒のようなお茶


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オミジャ茶(真ん中の赤い)実なども、こうして普通に売られてます




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芙蓉

2012年12月20日 | 韓ドラ

“蓮の花”のことを「芙蓉」(韓国語読みプヨン)とも言うそうですね


300年前の朝鮮時代に起きた、お妃の殺人事件

王は、そのお妃の妹にあたるプヨン(芙蓉)に問答を出します


 「死んでも生き、生きても死んでいるもの」は何かと・・・


プヨンはこう答えます

 「芙蓉とは、池の上に咲く蓮の花のことです」

 「生けるものは全て土に帰ります。芙蓉は泥に埋まって死んでこそ、

   再び花を咲かせるのです」


 「死んでも生きるものとはこれを指し、花が枯れて初めて種が落ちるので、

  生きていても死ぬものとは、これを指します」

 「すなわち、生きても死に、死んでも生きるものとは「芙蓉」です」


 「仏教では、生けるものが死に、死者が生き返る輪廻を意味する言葉も「芙蓉」です」

と答え、王から正解であると、褒美をもらいます。


そして、300年後の現代

お妃の殺人事件を解決しようとした王は、“現代”に紛れ込んでしまいます

そこで出逢った、今を生きるプヨンの転生「パク・ハ」

そこからこのドラマは始まります


ラブコメディーで楽しく、痛快な反面、

第1話の殺人にまつわる謎解きは、輪廻というモチーフをしっかり織り込み

手の込んだシナリオで、私的には大絶賛のドラマでした!


芙蓉(プヨン)の別名は「荷」とも書くそうで、

パク・ハの名前が朝鮮時代、プヨン(芙蓉)であることに気付いたり、

パク・ハはハングルで「? ?」と書きますが、それに引っ掛け“ハッカの飴”が

登場する辺りは韓国語を知っていると、笑えます

 *ハッカの飴 ????


300年前に戻った王が、パク・ハに宛てた手紙は、パク・ハから習ったハングルで

書かれており、韓国の歴史(漢字しかなかった時代)を知らないと、

気づかずに終わる、惜しい部分でもあり、ニクイ演出でもありました


また、王とその家臣が大好きになる「オムライス」は

朝鮮時代でも、ごはん、たまご、トマトがあれば作れるかも!といった発想であったと

思うと、面白過ぎます!

 *日本のトマト伝来は1668年らしいので、300年前の朝鮮時代にあったとも

   十分考えられます


抱腹絶倒のラブコメディーと言えども、脚本家、演出家の計算されたシナリオは

天晴れの一言!


そして、最終回、300年後の二人の出会いをどう描くのか・・・

私が考えていたものとは少し違っていました

想像力に欠けるなぁ~と一人反省 ^^ヾ


300年後でも、現代でも、“手紙”なら残る“伝えられる気持”・・・

それもキーワードであった最終回・・・それにしても、恐るべし韓ドラの底力!



☆おまけ☆

このドラマの主人公は元東方神起のメンバーの為、ドラマは見ないという

友人の気持ちを察し、あえてタイトルは省きます

でも少しだけ気になります

今から300年後、転生した5人の若者はまた同じグループになるのだろうか・・・

その時は5人のままであって欲しいと、私は望みます




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千の風になって

2012年12月12日 | 韓国雑感

会社を退職されてからも可愛がってもらった、女性の先輩が先月12日亡くなりました。

54歳 若すぎる死で、言葉がありません。


4月、「飲みに行こう!」とお誘いのメールにも

結局、都合が合わず終いとなってしまいました。


笑顔が可愛くて、どこかどっしりとした先輩には

悩み事や、愚痴、韓国の話などもたくさんしてきました。


このブログも読んで下さっており、

「いつかコメントしてみるわ」と・・・


これから、どんどん歳をとっていく中、

ますます頼りにしたい先輩でした。

老後は楽しく過ごす予定だったのに・・・


「彼女の笑顔は娘が、しっかりとした考えは息子が受け継ぎました

  また、今いる孫と、春に生まれる孫達が、さらに受け継いで行ってくれるでしょう」

同じ会社に勤めるご主人の、お別れの言葉でした。


こんなに悲しい冬になるとは、思いもしていませんでした

合掌


「 ?? ??? ?? 」 -千の風になって- 


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YouTube: 千の風になって韓国語バージョン




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瓦の意匠

2012年12月08日 | 韓国雑感

日本は木、韓国は土、中国は石の文化といわれるそうですね

韓国の土で思い浮かぶのは、身体にも良い“黄土”(ファンド)


百貨店の上階、家具・寝具売り場には、この黄土効果を利用した

枕、布団、ベットなどが普通に売られています。


歩き疲れ、見本の黄土ベット(要はオンドルのように暖かい)に腰を下ろし

どんなに楽チンな気分に浸ったことか ^^ヾ

横に座っていた韓国の女性は、ひどくお疲れか、吸い込まれそうに座っていました


でも、韓国の町並みや家々を眺めてみると、

“土”というより、“石文化”なのでは?と思ったりします


特に、韓国伝統家屋(韓家・ハンヤ)等に用いられる「瓦」はとても美しいのです

独特な屋根の形状がかもす優雅さを眺めていると

その計算しつくされた建築学?に圧倒されます。


その韓家に欠かせない「瓦」

ソウルを散策していると、その瓦を用い魅力的な造形美を残す昔ながらの塀や、

現代風にアレンジし、お店のインテリアの一部などに利用した「瓦」をよく見かけます。


瓦は百済から日本に伝えられたとされ、

どっしりとし、それでいて優雅で、可愛らしい図柄など、

“意匠”という点で、韓国の「瓦」にたいする意識は特別なように感じます。


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慶州「仏国寺」で見た瓦 丸が男巴、スカート部分を滴水瓦というそう


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男巴の図柄もいろいろで可愛い!


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鬼瓦?の時計 弘大(ホンデ)の大学生の作品


Img_0298

三清閣の入り口に続く伝統的な塀が美しい


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仁寺洞(インサドン)に近いブテックのハンガー掛けに!


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釜山にあるマッコリバーの店内の壁に使わている瓦


Img_0316_copy

鳥の羽のような形状の韓屋の屋根を造るのは難しそう!


こうしてみると、私って“瓦好き”だったのね~

我が家の瓦にはまったく興味ありませんが・・・^^ヾ



☆おまけ☆

最初の写真にある“滴水瓦”は高麗瓦、朝鮮瓦とも呼ばれ

姫路城、熊本城にも用いられているそうです




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