“蓮の花”のことを「芙蓉」(韓国語読みプヨン)とも言うそうですね
300年前の朝鮮時代に起きた、お妃の殺人事件
王は、そのお妃の妹にあたるプヨン(芙蓉)に問答を出します
「死んでも生き、生きても死んでいるもの」は何かと・・・
プヨンはこう答えます
「芙蓉とは、池の上に咲く蓮の花のことです」
「生けるものは全て土に帰ります。芙蓉は泥に埋まって死んでこそ、
再び花を咲かせるのです」
「死んでも生きるものとはこれを指し、花が枯れて初めて種が落ちるので、
生きていても死ぬものとは、これを指します」
「すなわち、生きても死に、死んでも生きるものとは「芙蓉」です」
「仏教では、生けるものが死に、死者が生き返る輪廻を意味する言葉も「芙蓉」です」
と答え、王から正解であると、褒美をもらいます。
そして、300年後の現代
お妃の殺人事件を解決しようとした王は、“現代”に紛れ込んでしまいます
そこで出逢った、今を生きるプヨンの転生「パク・ハ」
そこからこのドラマは始まります
ラブコメディーで楽しく、痛快な反面、
第1話の殺人にまつわる謎解きは、輪廻というモチーフをしっかり織り込み
手の込んだシナリオで、私的には大絶賛のドラマでした!
芙蓉(プヨン)の別名は「荷」とも書くそうで、
パク・ハの名前が朝鮮時代、プヨン(芙蓉)であることに気付いたり、
パク・ハはハングルで「? ?」と書きますが、それに引っ掛け“ハッカの飴”が
登場する辺りは韓国語を知っていると、笑えます
*ハッカの飴 ????
300年前に戻った王が、パク・ハに宛てた手紙は、パク・ハから習ったハングルで
書かれており、韓国の歴史(漢字しかなかった時代)を知らないと、
気づかずに終わる、惜しい部分でもあり、ニクイ演出でもありました
また、王とその家臣が大好きになる「オムライス」は
朝鮮時代でも、ごはん、たまご、トマトがあれば作れるかも!といった発想であったと
思うと、面白過ぎます!
*日本のトマト伝来は1668年らしいので、300年前の朝鮮時代にあったとも
十分考えられます
抱腹絶倒のラブコメディーと言えども、脚本家、演出家の計算されたシナリオは
天晴れの一言!
そして、最終回、300年後の二人の出会いをどう描くのか・・・
私が考えていたものとは少し違っていました
想像力に欠けるなぁ~と一人反省 ^^ヾ
300年後でも、現代でも、“手紙”なら残る“伝えられる気持”・・・
それもキーワードであった最終回・・・それにしても、恐るべし韓ドラの底力!
☆おまけ☆
このドラマの主人公は元東方神起のメンバーの為、ドラマは見ないという
友人の気持ちを察し、あえてタイトルは省きます
でも少しだけ気になります
今から300年後、転生した5人の若者はまた同じグループになるのだろうか・・・
その時は5人のままであって欲しいと、私は望みます