秋の夜長にお勧めの一冊が、ミヒャエル・エンデ作 “モモ”
児童書・・・?そーなんです!
小学生高学年向け、正真正銘の児童書と真っ向勝負はいかがでしょ~
簡単!スラスラ?・・・いえいえ以外や以外、倍返しは軽くきそうな ^^
読むと考えさせられる内容なのです
人としての全てが無駄な事だと言葉巧みな「時間どろぼう」の魔の手
皆を幸せな気持にさせる不思議な少女“モモ”
人生=時間 その時間とは何なのか・・・真の意味を問う物語です
児童書ですよ、児童書(笑)
でも、これは大人が読むべきでは?・・・と確信した1冊です
そんな “モモ” が引用されている韓ドラが「私の名前はキムサムスン」
数々の名台詞と、面白さにつけても、韓ドラの傑作中の傑作!!
30代のパティシエ、キム・サムスン(キム・ソナ)が、恋に仕事に生きる“時間”が描かれています
登場人物一人ひとりが、ある“時間”に縛られ、
止まったままの“人生”を生きているのでした
サムスンの恋人役のジノ(ヒョンビン)は、自分のせいで兄が死んだ時間から、
ジノの昔の恋人は、別れを告げたその時間から、
ジノの兄の子どもは、両親が亡くなったその時間から、
母は、長男を失った時間から・・・
こう書くと、気難しいドラマと思えるかもしれませんが、
抱腹絶倒、イケメンのヒョンビンにノックアウト(笑)!本当に面白いドラマなんです
少し太めのサムスンが、前に前に進もうとしている姿がいじらしい^^
最終回、バス停に張ってある詩を見つめるサムスン
踊りなさい 誰もみていないかのように
愛しなさい 一度も傷ついたことなどないように
歌いなさい 誰も聞いていないかのように
働きなさい お金など必要ないかのように
生きなさい 今日が最後の日であるように
作:アルフレッド・D・スーザ
サムスンは、「傷つきたくなければ、恋はするな」と書き換えたいと言いますが・・・
“モモ”は人として生きる本当の“時間”を取り戻します
「モモ」と「私の名前はキム・サムスン」
読み返したい、見かえしたい・・・そんな秋の夜長です
☆おまけ☆
ドラマで、ジノが姪のミジュ゛に読み聞かせる“モモ”のくだりは
10章最後の数行でした
モモは、まえをのそのそはってゆくカメについて、長いろうかをすすみました・・・
児童書ゆえ、ひらがなが読み辛い難点が
どちらもご覧になっていない方には、是非是非、両方を楽しんでみて下さい!