某N〇KTVの「アジア最高の文化人物」にも選定されていらっしゃる、
韓国の陶芸家、千漢鳳(チョン・ハンボン)先生の茶器が届いた!
地図でいうと、韓国のちょうど真中あたりにある聞慶(ムンギョン)で
陶芸村を開かれている先生の作品で、そうそう買いにも行けない。
「韓国の美をたどる旅」という本によると、
朝鮮半島で徐々に影をひそめた“朝鮮茶碗”(井戸茶碗)を再現され、
陶芸の名匠と呼ばれている方だそうだ。
私は茶道を学んだことがないのだけれど、日本の井戸茶碗は国宝級の物があり、
お茶の世界で井戸茶碗はなくてはならない存在。
お茶の「緑」を生かすのに、青磁ではどこか整いすぎていたらしい。
また、井戸茶碗は“見込み”が深いため、“井戸”と呼ばれたそうである。
かたや韓国では、井戸茶碗は一般家庭で使用されていた物。
青磁や白磁におされ衰退。日本人がその良さを見出し、地位が高まった物のよう。
轆轤をまわし土を引き上げる行程は私も好きで、やったことはあるが、
あまりの下手さに、土が可哀相になって途中でやめてしまった^^ゞ
私自身、青磁や白磁の私綺麗でしょ、といった感じより
シンプルでいて、素朴なのに、堂々としている器の方に心引かれる。。。
チョン・ハンボン先生の10本の指には指紋がないそうだ。
☆おまけ☆
今日はこの茶器で、流行りの“深蒸し茶”を入れて飲んでみることに。
誰々、お酒じゃないの?なんて言ってる人^^