韓国ドラマ「愛と、利と」
韓国語では「사랑의 이해(サランエ イヘ)」
直訳すると「愛の利害」
私は、この韓国語のタイトルを見たとき
利害・・・と即座に訳しました
が、しかし・・・
ドラマを見ていても
高学歴で前途有望な男性に
何もしてあげられないと思う高卒の彼女
そんな彼女を助けようと、出世に不利な行動をとる彼
親戚の事で付き合いを反対され、相手を諦めさせる手段として
別の女性と関係をもつ男性
自分の彼の友人を利用する主人公の彼女
さまざまな利害関係を考える?行動にでてしまう
登場人物達
でも全話見終わると「利害」と訳するだけではダメだったことに
気が付きました
「이해(イヘ)」・・・
「理解」という意味もある!
なんて深い意味のタイトルでしょうか・・・
少々気づくのが遅い私ですが
韓国語が分からないと、この策略に気がつかないかもしれず
そう思うと、日本タイトルの「愛と、利と」も妙に納得
また、この主人公の男性の名前は「성수(ソンス)」です
「正数」という意味があり
ドラマでの、まさに彼の性格を言い表している名前になっています
何事も先回りして考え過ぎる、そうした性格である彼
そして最終話からひとつ前の回
私はあたなにとってどういう存在なのか?
と彼女に問われた時の字幕は「ハプニングだ」と訳されています
でも韓国語で「변수(ピョンス)」と言っているのが聞き取れました!
キャ~
「正数」の反対「変数」
彼がそう答えたのが分かったのです!!
正数の中に突然現れた変数に困惑する彼・・・
何とも見事な演出!
もちろんネイティブは、この仕掛けに”やられた”感があるのでは?
この微妙な会話が聞き取れたことで
このドラマの事が「理解」できました
そして作り手の深い思いが伝わってきます
まだまだ勉強不足の韓国語です
全てをネイティブと同じ感覚で見れる日は
いつの事でしょう?
☆おまけ☆
主人公のユ・ヨンソクさん
まったく違う雰囲気の「その電話が鳴るとき」も観てますよ~!
でも彼の素顔は「コーヒーフレンズ」ではないかな?と
密かに思ってニヤニヤしています(笑)