今年もあと二か月を切りましたが、衝撃の本に出会いました。
黎明 著者 葦原瑞穂 太陽出版
623ページにも及ぶ分厚い本で、内容がまた濃い・・・
著者はプロフィールを全く明らかにしておらず、どんな経歴の人なのかわかりませんが、この葦原瑞穂という名前じたい、大祓祝詞の「豊葦原の瑞穂の国を安国と平けくしろしめせと・・・」からとった「日本」そのものを意味するものと思われます。
『自分とは何でしょうか?なぜ意識というものがあるのでしょうか?どうしてあなたは今ここにいるのでしょうか?人生には目的があるのでしょうか?私達の生活しているこの世界の本質は一体何で、世界は何のために存在しているのでしょうか。』(本文 序章より)
まずこの世の科学、宗教、歴史、芸術などの膨大な知識に圧倒さます。そしてこの世を超えた見えない世界、物質よりすぐ上のレベルからはるか上の普遍意識からこの世を見た感覚世界を、個別人間にわかりやすく、微に入り細に入りこと細かく説明した教科書のような本です。
宇宙に一つの命である普遍意識がただ一つの実相であり、そこから分離した個別の”我”としての意識というものはすべて”幻”であることがいろんなレベル、あらゆる角度から語られており、いま我々がいるこの地球の”現実”と思っているものが宇宙から見るといかに特殊な環境であるか、思い知らされます。
地球に転生した魂たちは分離観の強力な思念エネルギー場にとらえられ、自分と相手は違う、という2極分離の世界を生きることになります。しかしこれもその魂自身が選んだことであり、2極の世界だからこそできる強烈な体験を望み、それによって大きく成長するプログラムが用意されているようです。
どんな魂であろうと普遍意識から離れたものはなく、究極はすべてが絶対調和に向かっていることがわかり、知識を詰め込むという本ではなく、いたるとことで愛を感じる本です。
この本が1998年12月という今より16年も前に出版されていたことに驚きが隠せません。
2001年の新版は上下二巻になって発売されています。
この本の出版後、まったく活動はされてなかったようですが、
筆者は今年になって初めて公に顔を出してセミナーを始められているようです。